7-11
「パドックにお越しのみなさま、こんにちは。
ただいまより、こちら東京競馬場パドックにおきまして、『第89回日本ダービー』騎乗ジョッキー紹介を開催いたします。
司会、進行は私、ラジオNIKKEIの
さて、今年の『日本ダービー』はあいにくの曇り模様ではございますが、そんな中これほど多くのお客さまに迎えられての開催となりました。この七万五千人の大観衆の中、今年の三歳世代の頂点に立つのは、はたしてどの優駿になるのでしょうか。
この時間は、生涯一度の夢舞台に挑む、十八頭の優駿たちとともに戦う、『日本ダービー』騎乗ジョッキーをご紹介してまいります。
それではただいまより、『第89回日本ダービー』に騎乗されます、ジョッキーのみなさまが、パドックに入場いたします。会場のみなさま、盛大な拍手でお出迎えください。
1枠1番マイトップスピード。
昨年は関東リーディング三位の若き実力者。四年目の二十二歳が初の大舞台へ。
1枠2番シノノメブースト。
今年で連続騎乗十年目。目指すは自身初のダービー制覇。
2枠3番マイベストフレンド。
新馬戦からのコンビはいまだ継続中。冷静沈着な仕事人が盟友を頂点に導く。
2枠4番テキサススタイル。
数年ぶりにダービーの舞台に帰ってきたベテラン。天才兄弟の長男はダテじゃない。
3枠5番マナーメイクスマン。
先日の『天皇賞(春)』を制したピカピカのGⅠジョッキー。父と妹を越えて頂点へ。
3枠6番ポケモーター。
4枠7番ダンガンストレイト。
六年目にして初の大舞台へ。愚直な騎乗スタイルで他を圧倒する。
4枠8番セトナイトエース。
セトナイト軍団安定の主戦騎手。昨年に続きダービー二連覇を目指す。
5枠9番ダイヤンフライヤー。
先週の『オークス』では堂々の一着。勢いに乗って二週連続GⅠ制覇へ。
ステファノ フェラーリ騎手。
5枠10番ロックスカッシュ。
今大会最年長のレジェンド。九年ぶりのダービー制覇へ。
6枠11番ダイヤンスターダム。
こちらも四年目にして初騎乗。世代の頂点、そして名手の父に挑む。
6枠12番リュウセイライナー。
明るく陽気なアイドルジョッキー。豪快な手綱さばきでダービー初制覇を目指す。
7枠13番ロッキーロード。
こちらも六年目で初の大舞台。鞭を使わない騎乗スタイルで頂点に挑む。
7枠14番キャプテンポラリス。
佐賀から中央にやってきた名手。強気の騎乗で突破口を切り開く。
7枠15番カコノローレル。
こちらは六年目にして三度目の騎乗。史上初の女性ダービージョッキー誕生へ。
8枠16番ヤタノチャリオット。
堅実な騎乗が特徴の天才兄弟の四男。苦労人が念願のダービー初制覇を狙う。
8枠17番ランナオブファイア。
オーストラリアの名手が短期免許で参戦。いざ、二年ぶりの『日本ダービー』へ。
ルーク マーティン騎手。
8枠18番ユウショウオリオン。
昨年は全国リーディング堂々の一位。今年こそとりたいダービーの一着へ向けて。
フィリップ ルノー騎手。
以上、『日本ダービー』に騎乗します、十八名の騎手をご紹介いたしました。
多くのファンのみなさまの期待にあふれるここ東京競馬場で、十八頭の優駿と、騎乗するジョッキーのみなさまに、どうぞご注目ください。
以上をもちまして、『第89回日本ダービー』騎乗ジョッキー紹介を終了させていただきます。
会場のみなさま、今一度、十八名のジョッキーに盛大な拍手をお願いいたします」
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