第二話 彼女の妹とシた。
「先輩って準備がいいんですね♡」
行為を終え、俺と夢芽はベッドに横なっている。
「ま、まあ……」
実際のところこのゴムは真奈とヤる時のために持っておいたものだった。
でも、まさか妹である夢芽と俺はすることになるなんて。
こちらを見ながらニコニコとしている夢芽。
「もしかして、姉さんとはヤったことがあるんですね?」
その質問に俺は首を横に振った。
少し驚きの顔を見せる夢芽。
「本当ですかっ♡」
少し喜んでいるのが顔に出ていた。
実際のところ、俺と真奈はキス止まりの関係だった。
それ以上にはなかなか行けなかった。
「──────///」
まだ隣からは真奈の喘ぎ声が聞こえる。
「姉さん、お盛んですね」
「うん……」
この壁の向こうにいる真奈はどんな顔をしているのだろうか。
一つ言えるのは俺が知らない真奈がいるということだ。
「はじめに姉さんがシていたのを知ったのは姉さんの部屋に勝手に入った時にゴミ箱に捨ててあったコンドームを見た時でした。もちろん、先輩のものだと思っていました……でも、今日、先輩ではないということがわかり、連絡をさせてもらいました♡」
連絡をくれなかったら、俺は知らないで幸せに生きていけたのかもしれない。
いや、そんな幸せは幸せなんかじゃない。
「……ありがとう」
「いえいえ、私も先輩とできてよかったです♡」
俺に真奈を悪く言う資格があるのだろうか、悔しくて興奮して俺は真奈の妹の夢芽とヤってしまったのだ。
「夢芽……真奈にはこのことは──」
「ええ、言いませんよ。ですが……私と付き合うことが条件です♡」
「え……」
予想外の夢芽のセリフに声を出して驚く。
「姉さんの相手が誰かは知りませんが、もう先輩は姉さんと付き合う気はないですよね?」
それはそうだ、真奈に失望した。
いつも俺のことを考えていてくれているのかと思った、でも真奈は──。
「うん……」
まるで花が咲くような笑顔で、パンと両手を叩き夢芽は。
「それでは、私と付き合ってください……先輩♡」と抱きつく夢芽。
今の俺にぽっかりと空いてしまった穴に夢芽が入ってくれるのだと考えると少し頬がニヤリとなってしまう。
俺は本当に最低だ。
「姉さんとは形だけで私と付き合いませんか♡。ほら、姉さんのように……いいじゃないですか?」
そうだ、真奈がそうしているのだ。
だから、俺もそうしても別に悪いことじゃないんだ。
「姉さんの秘密を知る私しか今の先輩を慰めれる人はいません♡」
「──────///」
真奈の喘ぎ声は止むことを知らない。
ずっとずっとずっと、幸せそうに喘いでいる。
こんな時にも身体は正直だ。
「もう、先輩っ♡。もう一度します?」と俺に舌を入れてキスする夢芽。
断る理由がない。
もういいや、俺は夢芽と付き合うとしよう。
真奈とは形だけの関係で。
俺は首を縦に振った。
「へへっ♡。先輩は変態で可愛いですっ」
その後はヤり終えても、真奈の喘ぎ声が止むことはなく、俺は帰ることにした。
「姉さん、本当にバカですね……じゃあ、先輩っ」
「うん、また会おう」
「はい!」
これでいいんだ。
これで。
○
しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅき。
やっと先輩が私の物になってくれたあああ!
先輩、大しゅきっ♡。
全く、姉さんみたいにはなりたいくないですね。
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