第3章 第1話 史上最弱
第3章 第1話
檻村詩織は、消して仲間を作らなかった。
親友も、共に戦う戦友も、そして、たった一人のパートナーも。
幼少のころ、世界が錬獄の炎に飲み込まれた日、大切な姉妹のような友人たちを失った。
もう二度と、大切なものを失わないと誓ったあの日。
この悲しみを味わうくらいなら、もう、誰にも心を開かなければいい。
その日から、自身の心を檻のなかに閉じ込め、ほかの人たちとの関係を断ち切った。
冬河リカとの出会いは、あの全てが燃え尽きた日の以前の世界が邂逅したかのようだった。
自分の凍結した心を溶かし、世界を虹色に変えてくれる不思議な少女、冬河リカ。
誰にも心を開かないはずなのに、どんなに拒絶しても、諦めずに、執拗に付きまとってきた。
そして勝手に人の心のなかに入り込み、世界の景色を変えてしまった。
本音では、もうすでに彼女に興味があった。彼女の魅力にひかれていたのかもしれない。
そして一緒に毎日を過ごし、訓練して、戦った。
それからは、毎日が驚きの連続だった。
彼女は一体誰なのか?わかっているようでわからない不思議な娘だった。
彼女はなぜソーサレスになったのか?
ソーサレスであり続けるのか?
生命をかけることができるのか?
強いようで弱い。
頭脳明晰なようでどこか抜けている。
純粋で、可憐で、儚げで、美しい。
彼女のことをもっと知りたい。
彼女ともっと一緒にいたい。
彼女のことを、守り抜きたい。
秩序( プロメテウス)を初めとする先進派の社会機構の基本政策は、増殖するフューリズを駆逐させ、減衰させることである。
秩序( プロメテウス)はそのために、より破壊と殺戮に特化したソーサレス、メイガスの精製に力をいれていた。
メイガスとは、魔導振源といわれる膨大かつ絶大な魔導力を発現させる核と融合し、利用することのできるより進化し強化された次世代のソーサレスのことである。
メイガスの強さと魔導力は通常のソーサレス数10人を凌駕する驚異的な力を持っていた。
だがメイガスは、同時に、人々を虐殺し、都市を消滅させる殺戮兵器に変貌するという危険も孕んでいる。
イグジステントを初めとする連邦政府などの無数の社会機構は、多数のメイガスを有する秩序( プロメテウス)などの先進派の社会機構を脅威に感じ、それを殲滅するために戦争を仕掛けてきた。
当初、資源、人口、次元数、諸々、8000倍の戦力比率をもつ連邦の圧倒的勝利だと予想されていたが、メイガス級ソーサレスの想像を絶する脅威的な力により戦線は硬直し、凍結していた。
放課後の学校帰り、詩織が、リカに質問してきた。
「ねえ リカ、リカはどうして?
私とパートナーを組もうと思ったの?」
「えっ?」
「檻村のお姫様と組んだら、色々と面倒なことも多いだろうに、どうして私と組もうと思ったの?」
その質問は一番困る。あなたを騙して利用して秩序( プロメテウス)のソーサレスや檻村の義姉たちと殺し会わせるためよ。
「どうしてそんなこと聞くのよ
そんなこと どうだっていいでしょ。」
「どうでもいいことなんてないわ。
とても、凄く気になるわよ。本当に 」
詩織が食い付いてくる。
「私が可愛かったから?私のことが好きになったから?」
天使の生まれ変わりのように美しく清楚な詩織を見て、リカは少し意識してしまう。
少し心臓が高鳴ったリカだが、平静を装う。
「あなたは私をどういう風におもっているのよ?」
「てへへへへ」
詩織が照れて舌を出して笑う。
「そういう貴女こそどうして私と組む気になったのよ 」
「そうね、それはリカがしつこかったし
誰も組んでもらえる人がいなくて可哀想だったから 」
「組んでくれる人くらい、いるわよ。」
組んでくれる人がいないなら、それが理由だろう。
「それに、1人じゃ危なっかしくて不安だし、ほっといたら何かやらかしそうだから、ほっとけなかったのよ。」
リカが、怪訝そうな表情をして、黙り込む。
「それで、リカはどうして私のパートナーになろうと思ったの?
教えてよ」
詩織がしつこく聞いてくる。
「あなたも、しつこいわね。どうしても知りたい?」
「うん。」
詩織が頷き、上目遣いでリカの瞳を見つめてくる。
餌を求める小鳥のような目で、なにかを期待した眼差しで見つめてくる。
「 それは、貴女を、食べちゃいたいからよ~」
そう言ってリカは詩織に抱きついて無理矢理キスしようとする。
リカの香水と朝食に食べたデザートのイチゴの甘酸っぱい香りがする。
寒さに弱く真冬は風邪を引きやすい、リカの低体温が制服を通して伝わってくる。
基本的に力の弱いリカだが、抱きつかれるのが心地よいからか、リカに不思議な庇護欲を掻き立てられるからか、詩織はリカの毒牙から脱出出来ないでいた。
「きゃああ~止めてよ。リカ、くすぐったい 」
通行人がじろじろ眺めてくる。
ー次の日の朝
「 リカ、起きて、リカ、朝日が眩しいわ」
詩織はカーテンを開けて、リカを揺すった。
「嫌だ~行きたくないよ~」
「今日は、ストラテジー( 特殊戦略級魔詠姫団)との初の合同訓練でしょう。
この合同訓練には、適性検査も兼ねてるのよ。
約束したでしょう。
私とパートナーを続けたかったら、実力を証明して貰わないと、いけないのよ」
詩織がベットの前で、目を吊り上げて言った。
ストラテジー( 特殊戦略級魔詠姫団 )とは、ソーサレスのエリート階級である、アーク・エンジェル級以上のソーサレス( ソーサレス)で構成された特殊部隊である。
基本的に、一般のソーサレスの階級は、エンジェル級ソーサレスと呼ばれている。
この階級は全体の99パーセント以上が占めている。
その1つ上の階級、アーク・エンジェル級ソーサレスは、ソーサレスの上級階級に君臨するエリートである。
アーク・エンジェルとエンジェルでは、たった1つの階級で、まさに天と地程の違いがあるのだ。
今日のストラテジー( 特殊戦略級魔詠姫団 )の合同訓練には、リカと詩織の2人も参加する予定だ。
リカの非常に強い要望と、過去の実績が評価され、特例により先週づけでストラテジー(特殊戦略級魔詠姫団)に配属されたのだ。
「そんなの、檻村の権力で何とでもなるでしょう。改ざんでも買収でも忖度でもして、何でもいいから合格にして」
そう言うと、リカは毛布にくるまると、床下に落下してモゾモゾと這いずり回ってベットの下の中に入っていく。
「芋虫か?!おまえは!!」
「ふみゅうう~」
ベットの底から、水溜まりに落ちた猫のような謎の擬音語が聞える。
「検査結果を改ざんするにせよ、買収するにせよ、合同訓練には参加して貰わないと、どうしようもないでしょ。
なるべく、バレにくいように少しでも頑張るのよ」
そう言って、詩織は芋虫の尻尾?を鷲掴みにすると、ベットの下から引きずり出す。
「ねえ、今からでも考え直さない?リカ。ストラテジー(特殊戦略級魔詠姫団)なんて、危険で難易度の高い任務をこなす部隊に、無理して行くことないわ。」
朝食のサラダとパンを食べながら、詩織がリカに問いかける。
「駄目よ、詩織。
あなたは、嫌なことから、逃げ出したいの?
次元世界を守護して救済する聖天使を目指すにせよ、檻村の義姉たちに追随するにせよ、秩序( プロメテウス)に貢献して評価されなければならない。
そのためには、特殊戦略級の階級と任務を、避けては通れないわ」
「でも」
詩織が少し不安そうな顔をする。
「それに、あなたは、侵攻作戦でこちらから積極的に連邦軍の次元領域に侵入して、襲撃することが嫌なんでしょう。
でも、それが戦争と言うものよ。
私たちは、ゲームをしている訳ではないの。
防戦一方で、こちらから攻めないでいれば、いずれは弾薬が尽きてこちらが先に壊滅するわ。」
詩織の本音は、悪魔精霊( フューリズ )と戦っても、ソーサレスや誰かとは戦いたくない。
同時に、リカの安全も考慮している。
出来れば、リカを守って、連邦の
だがそれは絶望的な程困難で、途方もない苦難と葛藤の海を渡らなければならない。
それを理解しているからこそ、リカには安全な場所にいて穏やかな日常を送って欲しいのだ。
それから2時間後、次元転移した2人は、空中浮遊基地の無人の都市に来ていた。
空中浮遊都市そのものが巨大な訓練施設になっているプロメテウスの基地の施設内には、実戦を想定して標準世界の、つまり、発展途上世界の旧技術でできた都市が再現されている。
その無人の都市で、次元領域エイルヘルム支部 特殊戦略級魔詠姫(ストラテジー )の合同訓練がおこなわれていた。
次元領域とは、複数の次元世界の総称である。
アークA級のソーサレスの実力は圧倒的だった。
仮想悪魔精霊( ヴァーチャル・フューリズ )のレベルは、ランクA、これは、トップ1パーセントに入る上級ランクの高等悪魔精霊( A級 フューリズ )である。
都市の中で行われるサバイバルゲーム。
戦略級魔詠姫団(ストラテジー)のソーサレスたちは次々とフューリズ(悪魔精霊)たちを駆逐していった。
ソーサリーには、主に、大きく分けて2つのタイプがある。
1つは内部干渉系統で、これはソーサレスの肉体を構成する様々なエレメント(物質元素)とエーテル(魔導元素)をリンク( 融合)
させることにより、ソーサレスの肉体に干渉する事の出来るソーサリーである。
内部干渉系統のソーサリーは、ソーサレスの体内でのエネルギー変換効率を高め、情報伝達速度を加速させる事によりソーサレスの身体能力や反射神経、自然治癒能力を高める事のできるソーサリーである。
2つ目は、外部干渉系統で、これは
ソーサリーの周囲の空間などにエーテル(魔導元素)を次元転送させ、エレメント(物質元素)とエーテル(魔導元素)を融合させたり、エレメント(物質元素)を精製したりするソーサリーである。
主に、パーガトリー・フレイム(灼熱の煉炎)やブリザード・ブレス( 物理冷却 )
などの遠隔ソーサリーを中心に構成されている。
そしてソーサレスには、大きく分けて4つのタイプ(戦闘体系)があり、それぞれの
魔導保存領域に格納されているエーテルの70%以上が内部干渉系のソーサレスを、
ショートレンジ・タイプ(近接戦闘型)と呼ぶ。
このタイプのソーサレスは、比較的強いレベルの身体能力を持っているため、重量の大きな武器や防御を装備しているクラスが多い。
大剣や長剣を使う前衛剣装型のセイバー。
重金属の鎧と盾を装備した重装防御型のガーディアンなどがそうである。
魔導保存領域の外部干渉系のエーテルが、60%以上のソーサレスを、ミドル・ロングレンジ・タイプ(遠隔戦闘型)と呼ぶ。
このタイプはソーサレスの肉体の周囲の空間にソーサリーを構築するのが得意なソーサレスである。
反対に比較的運動能力は苦手としている。
従って軽装備で、或は遠隔ソーサリーを増幅する触媒作用をもたらすアイテム
を持つソーサレスが多い。
ソーサリー・クリスタル(魔導結晶)を装備する事により、ソーサリーの破壊力と射程距離を増幅させているキャスターがそうである。
3つ目が、中間適応型( ミディアム・タイプ )のソーサレスで、近接戦闘型と遠隔戦闘型の中間型のソーサレスである。
内部干渉型と外部干渉型のソーサリーをバランス良く使用できる。
ショートソードやレイピアなどを装備する軽装備の剣術士、フェンサーなどがそのタイプである。
4つ目が、特殊戦闘型と呼ばれる、上記の3つのどれにも属さないソーサレスである。
ミスリルロッドを装備して回復支援に徹するヒーラーなどがそうである。
ちなみにショートソードを装備するリカはフェンサーのクラスのソーサレス、
片手ナイフを装備する詩織はブレイザーのソーサレスである。
二人共ミディアム( 中間適応型)の戦闘体系を持っている。
リカが、20メートル程前方にいる、巨大なクラゲ型の仮想悪魔精霊 (ヴァーチャル・フューリズ )ブルー・スライムUML93型に向かって聖炎の烈光(ホーリネス・リンケージレイ )を何発も連続で発射する。
烈光の弾丸はスライムの触手に受け止められ、球型の形状を歪め、楕円形にひしゃげて、隣のビルに弾かれ爆発する。
聖炎の烈光(ホーリネス・リンケージレイ )のような攻撃型のソーサリーは、基本的に、複数の物質元素( エレメント)を共有結合させて、融合反応を引き起こすことによってエネルギーを生み出している。
例えば水素と酸素を結合させて、エネルギーを生み出すような、水素自動車のような原理である。
この新生の物質元素は、自然界に存在するエレメント(物質元素)に比べて、強力な融合反応を引き起こすように品種改良された元素である。
この、エレメント(物質元素)のことを、融合反応を連鎖して引き起こし、誘爆する事から、リンケージ・エレメント( 融合連鎖物質元素 )と呼ぶ。
この、
ソーサレスは、自身が生み出したホーリネス(烈光)やフレイム(灼熱の炎)などの遠隔ソーサリーを、反電磁力や反重力などの反発するエネルギーで光弾を押し出して、発射して標的に命中させるなどして、強烈な衝撃を引き起こす事で固有振動の凍結を解除して、連鎖元素に融合反応を引き起こさせて誘爆させる。
だか、今のリカのように着弾の衝撃が少ないと、誘爆せずに跳ね返されてしまう。
「どうやら、単純な魔導力の
背後から、中年で教官も務める楽園の
軍服を着た沖田が話しかけてきた。
相当低い、この生粋のソーサレスたちが集まる楽園のエリアでは、この評価ですら生ぬるい、絶望的な開きがあった。
「このスライムが遠すぎるのよ!!」
そう叫んで、リカは聖剣を創生してスライムに斬りかかる。
聖炎の烈光(ホーリネス・リンケージレイ )のような、遠隔降魔術(ロングレンジ・ソーサリー)の威力の高さは、ほぼ、魔導力の強さで決まる。
一方身体能力は、魔導元素(エーテル)の性能や機能性、それにプラス、生身の人間としての能力が関係してくる。
魔導力の低いソーサレスが、生身の人間としての運動能力を鍛えあげ、魔導力の高いソーサレスを凌駕することは良くある事である。
「わー 」
リカが、小さな雄叫びをあげてゼリー状のスライム型に向かって走っていく。
そして、剣を振り回して必至に何度も斬り付けている。
ぷよん ぷよん ぷよん ぷよん
何度も叩きつけたリカの剣は、柔軟性があって弾力のあるゼリー状のゴムのような材質に跳ね返されて切ることが出来ない。
「えいっ」
リカが全体重と渾身の力を振り絞って、真上から一刀両断にしようと
剣を振り下ろす。
詩織からしてみれば、まるでスイカ割りでもするかのごとく滑稽だ。
ぐにゃゃゃゃ〜
剣はゼリー状のスライムに深く深く、半分近くまでくい込んだ。
ぷょょょょ〜ん
ゼリー状のスライムの肉質が元に戻り、そのバネのような反動で剣が弾き飛ばされ、空中を舞う。
本体のリカも一緒に、身体が持ちこたえられず、弾き飛ばされ、無様にひっくり返る。
「きゃっ」
カララ〜ン
落下した剣がバウンドし、リカは軽めの脳震盪を起こし目を回して仰向けに倒れている。
詩織は苦笑いする。
リカの身体能力は、魔導力の容量にさらに輪をかけてもっと酷かった。
リカの純粋な生身の人間としての能力は、普通の人間のレベルというより、さらにもっと下の、最底辺に近かった。
ソーサリー・エナジー(魔導力)やエレメント(物質元素)の力を借りて、ようやく、かろうじて、平均的なソーサレスと同じか下手をしたら少し下かもしれないといったところだった。
立体映像のスクリーンに、成績表が出現する。
冬河リカの成績は、
魔導力の容量、最大使用制限、身体能力、ミドル・ロングレンジ・ソーサリー(中遠距離専用降魔術)、防御力や機動力、そして、探知能力
全てにおいて371人中371位
つまり、最下位だった。
冬河リカは、正真正銘の落ちこぼれだった。
まさに、違う意味で、
あれから30分、リカはずっと、スライムとの戦闘?に悪戦苦闘し続けていた。
今しがた、スライムの口から、謎の粘液を吐きかけられ、吹き飛ばされて転倒する。
「ふみゅ〜」
リカは大量の粘液にまみれたまま、情け無い声を出して苦悶する。
そのリカの目の前に、詩織が現れ、彼女を見降ろしながら軽蔑にも似た眼差しを向ける。
「うふふっ 無様ね。
よくこんなんで、この私のパートナーとかに立候補とかできたわね。リカ。
あなた、気でも狂ってたんじやないの?」
詩織が薄ら笑いを浮かべて言った。
「詩織。」
「ちょ、ちょっと待ってよ。違うのよ、これは。ただこのプルルン・ゼリー(スライム)がフニャフニャ(柔らか)過ぎるだけなのよ。
これはまだ、仮想現実( ヴァーチャル・リアリティー )の技術が発展途上なだけなのよ。 ふぎゃっ。」
リカは、必至にもがきながら立ち上がろうとするが、粘液が手足に絡みついて再び顔面から転倒してしまう。
「今までも、試験官とかに賄賂を送っていたのね。
プロメテウスの試験制度もいい加減なのね。」
いや、実際にリカがあの強さなのだから、むしろ秩序( プロメテウス )の査定システムが世界最高峰だと言われるのは、あながち間違いではないのか。
プロメテウス(秩序)は、試験結果による能力値より、実戦の戦闘経験を重視する。
「は、話が違うわ。成績表がスクリーンに写し出されるなんて、聞いてないわよ。」
「そうだったかしら。」
「折角、改ざんした後のテスト結果に信憑性を持たせるためにここにきたのに、これじゃあ、逆効果の極みじゃない。」
「いや、貴女のその能力じゃ、スクリーンに写さなくても誰がみても落第生って、簡単に理解できるわ。だってあなた、余裕で駄目猫だもの」
詩織が歯に物着せず言う。
「ふみゅうう~」
リカが言葉に詰まる。
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