一話最悪の男①
前置き
今日はこの二章を書くにあたってどうしても触れないといけない人物がいます。
そうこの章で敵になってる鬼柳赤兎です。
彼の過去と現在を今回可能な限り書きたいです。
じゃないと何も理由ないのに人殺しまくってる殺人鬼にしかならないんで。
結構壮絶な過去を持つ人なんでただの殺人鬼ではないです。
言い忘れてましたけど今回は彼視点です。
俺は親ガチャでいうところのコモンどころか最悪の親を持ってしまった。
俺が生まれたばっかの時から基本的に両親共に俺なんかいないみたいな扱いをして最低限俺が死なない程度の食事しか与えない。
学校なもんいけねえよ。
俺にはたっぷり両親に殴られたり蹴られたりした虐待痕があるからな行かせるわけねえだろ。
義務教育である小学校すら行かせてもらえなかった俺にはそれでも希望があったんだ。
そうあったんだ。
もう、今はない。
昔から唯一俺に優しくしてくれてた叔父、鬼柳健斗がいる時は全く手を俺にあげれなかった。
叔父は学校に行けれねえ俺んためにわざわざ教材を自費で買ってまで俺に勉強を教えてくれた。
そん時の俺はいつか叔父が俺をこんなクソみたいな親から解放さしてくれると思っていたし、実際そうだった。
俺が中1ん時に引き取る手続きが完了したらしくて俺を叔父は引き取ってくれた。
その間は本当に最高だった。たった3年しか持たなかったけどな。
実は叔父は俺を引き取ってくれた時点でステージ4の癌にかかってた。
しかも余命宣告はたった4ヶ月。
だけど叔父は本当に粘ってくれたさ。
叔父が通ってた医者にもよく3年も持ったもんだなんて言わせたんだからさ。
こういう話にはよくあると思うんだけどさ叔父が死んだ後また地獄の生活が待っていた。
自由を知ってしまった故の地獄だった。
叔父の死でかなり落ち込んでいた俺にとってそれはもはや耐えれる限界を越えかけていた。
地獄の生活が再び始まって3年後に再び希望は動き出した。
スキルシステムとダンジョンシステムが地球に導入されたんだ。
そういうフィクションは俺は読んだことがなかったから一ヶ月後ぐらいに漸く情報が集まり始めた頃に受け入れた。
あんなことになるなんて知ってたら俺はこのシステムを受け入れてなかっただろう。
俺が最初に得たスキルそれは【羅殺】、【残機】、【略奪】の三つだった。
明らかにやばそうなスキルだから使うまいって思ってたけどすり減らされ続けてきた精神ではスキルのコントロールすらままならなかった。
つまり新たな地獄の日々が俺を待っていた。
俺はどのスキルも使ってないはずなのに視界が真っ暗になって再び目が覚めた時そこにあったのは両親の死体と血濡れになった俺だった。
あっ因みに七つの大罪モチーフのスキルが三個出ました。
きっと読者には分かるはず。
色欲のみ出す予定がないです。
運営にbanされたくないんで。
後はちょっとずつ出す予定です。
追伸【羅殺】は憤怒がモチーフ。
【残機】は不死がモチーフ。
【略奪】は強欲がモチーフ。
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