幕間

前置き

久しぶりに幕間書いてみました。

後々ここでフラグあるから回収するね的なことをしたいんで書いただけです。

あ、でも一応言っておくとこの章意外と重要な章になる予定なんで主人公基本出てこないんですけど読んでください。


粛正者〜それはゲームだけでなく現実にも必要な人達。

彼らはひたすら犯罪者を或いは裏切り者を粛成する。

すなわち犯罪者や国家転覆を図ろうとする輩が表舞台から消えたら間違いなく彼らの仕業である。


スキルシステムとダンジョンシステムが出現してから3年が経った現在もPkerいわば殺人鬼からスキル、ステータスを持たない市民を守るために必然と生まれる。

春山和樹が3年前に立ち上げた国家が治安を守るためにその設立を最初に認めた治安維持のための極めてダーク気味のグレイなクランである粛正者が最もたる例である。


クラン粛正者を語るにあたって欠かせないのはその異常なまでのアクションまでにかかるスピードの速さである。

2997年1月1日すなわち正月にスキルシステムとダンジョンシステムが出現した際いち早く受け入れた春山和樹は受け入れるや否や自身の幅広い人脈を使って政府に警鐘を鳴らした。

「ゲームと錯覚して殺人を始める輩が出るかもしれない。」と。


実際問題彼が警鐘を鳴らしたことは実際に起きた。

だが彼が警鐘を鳴らしていてくれたために被害は日本が一番少なかった。

だが少ないとは言っても現実に起きた以上(約100件余り)彼らを始末するしかないと悟った春山和樹はここでも一番早く動き出した。

普段から自らが鍛えてきたテロリストや犯罪者を抹消するための暗部の組員を

正式に自らが立ち上げたクラン粛正者に組み込み、早速犯罪者の抹消にかかった。


その結果ほぼ全員が抹消されただがなんとか瀕死の状態を生き残り粛正者に復讐を誓う殺人鬼が一人いた。          おにやなぎせきと

地球の歴史上最も人類にとって危険な人間と後に言われる鬼柳赤兎である。


彼は粛正者を立ち上げた本人である春山和樹によって抹消されたはずだった。

だが彼は四肢を切断され体の骨を全て折られても生きていた。

そしてやつは再び動き出そうとしていた〜。


これが後に言う血祭り事件である。

春山和樹と鬼柳赤兎の争い一般人を巻き込んだかつてない事件である。

最終的な死者は奇跡的にも鬼柳赤兎のみに留まったが重軽傷者を入れると10000人(内訳は重傷者は春山和樹のみでそれ以外の一般人は軽い怪我程度で済んだ。)を越えた人がこの事件に巻き込まれた。

そして春山和樹自身も完治1ヶ月の大怪我を負った事件。

それが起きたのは3000年4月4日午後4時44分。


鬼柳赤兎を完全に抹消した時点で自身も完治一ヶ月の怪我を負ってているにもかかわらず巻き込まれた一般人たちに対してこう謝罪したという。

「一度消したからもう復活なんてしないだろうそう思ってあいつの名前を半ば忘れかけている時にこんなことが起きてしまった。

全ては自分の油断と実力不足が招いた事態です。

この度は大変申し訳ございませんでした。」と。


それに対してこの事件に巻き込まれた一般人たちはこう言ったという。

「いいえ、私たちもあの集団殺人事件の犯人である鬼柳赤兎を忘れていました。

 それにあなたは私たちがいなかったら無傷で彼を抹消したできたでしょうから。

あなたは悪くありません。

悪いのはこんなことをする鬼柳赤兎で寧ろあなたは我々の命の恩人だ。」と。

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