自分は必ず元の世界に帰る。泥臭くも決してブレない物語

一つでもハマり込んだネトゲがある人にはわかる、細やかな機微が心に響く小説です。
何より主人公の目的、精神が只管にブレないので安定感があります。例を挙げるなら、よくある他の小説では即ヒロインになるようなキャラですら、場合によっては即時見放す意思を見せる等々。
カタルシスもキッチリと随所随所に散りばめられているので、読んでいて飽きないかと。
作者様の個人サイトでも、先んじて続編が連載されてるので、気になったらそちらに足を伸ばしてもいいかもしれないですね。