② スズメVSカマキリ

② スズメVSカマキリ



 車で細い道を運転しているときだった。(仕事中)


 少し手前に一羽のスズメが、空から降り立った。


 よく見るとスズメの前には一匹のカマキリが居る。


 これは?

 スズメがカマキリを捕食しようとしているのか?

 面白そうだからちょっと見てみよう。(仕事中)


 俺は走ってきたままの状態で車を止め、そのまま運転席から事の成り行きを観察していた。

 田舎の細い道だから人はまぁまぁ通るが、車はあまり通らない。後続車はもちろんいない。

 来たら仕方が無い。その時は動く。


 カマキリは自らの危機を察知し、両腕の鎌をサッと持ち上げ、

「殺られてなるものか! 来るなら来い!」

 と言わんばかりだ。


 それを見たスズメもすっくと背を伸ばし、両翼をバッと大きく開いた!


 お互いに少し近づかないと攻撃ができない距離を開けたまま、一羽と一匹は睨み合った。


 時が止まった。


 否応なしに高まる緊張感。


 王者の風格で仁王立ちするスズメ。

 自分の身体より縦も横も倍近くある相手を、死を覚悟しながら迎え撃つカマキリ。

 その後ろで見物してる俺。


 風が吹き、2・3枚の枯れ葉が彼らの間をカサカサと転がっていった。

 ナイスアドリブだ風!!

 かっけぇぇぇぇぇぇぇぇ


 スズメがピクリと動き、反応してカマキリもピクリと動いた。


 おおおおおお!

 動くかと思ったが、睨み合いはまだまだ続く。


 そこに!!


 横から自転車を引いたおばちゃんが現れた。


 スズメは驚いて飛び去り、カマキリも道の脇へ逃げていった。


 ババァァァァァァァァァァァァァァ!




 カンカンカンカァン!

 乱入者により試合終了。

 NO COUNT!!




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


〈あとがき〉


 


 ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。


 宜しければ、♡で応援。


 ★★★で応援をよろしくお願いいたします。


 みなさまの暖かい応援をお待ちしております。


 応援して頂けますと頑張れます。



 応援してくださいました方、さらに重ねて御礼申し上げあげます。


 誠にありがとうございます。


 感謝しております。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る