第20回しろわんの解答編
第20回テーマ【おしなべて地獄】
第20回です。第19回からのインターバルは短めでしたが、テーマがよかったのかタイミング的な話なのか普段よりも多くの作品が集まりました。気軽に参加していただけたら嬉しいです。こうやって簡単な感想も書いているし星も送るので……。
今回の自作品は『塩漬けの歯車』でした。食品は塩漬けにすると長持ちしますが、機械はダメになりますね。プロジェクトを塩漬けする、というと延期するのと同じ意味合いになります(というのは表向きで、塩漬けにされたプロジェクトが再び動き出すことは七割ぐらいないです)。歯車はパーツ的な意味合いですが『社会の歯車』と書くと社会に組み込まれた部品のような人間(感情を失って動き続けるだけの部品)のニュアンスとなるように、タイトルだけでぎこちなく“地獄”を表現しながら、もっとシステマチックに部品として製造された人間(のようなもの)である汐見聖奈vs『風車宗治を讃える会』の能力者のみなさん、の話でした。ちなっちゃんの同期です。うざがらみされている。かわいそ!
https://kakuyomu.jp/works/16818093075733743808
しろわんの解答編を書くたびにこれは書くと思うんですけど、って毎回書いているので置いておきますが、しろわんとはわたしの高校時代からの友人であるしろたさんがその時の気分で決めたテーマに沿うような短編なりエッセイなりを書く企画となっております。文章ならなんでもいいので、ポエムや短歌でも問題ないです。文章ならなんでもいいと言ったそばからあれなんですが自作イラストでもいいです。ファンアート待ってます。
二次創作で参加なされる場合、カクヨムに掲載できるのは許可されている特定のタイトルのみなので、完成したものをしろわんの公式アカウントの.@shiro_wan_GP のほうにリプライしてください。
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093076923661349
今回は6作品ですね。ご参加ありがとうございます。冒頭にも書きましたが、今回は参加者が多かったですね。前回の2倍。この調子で2年目に突入できるといいのですが。
https://kakuyomu.jp/works/16818093076982148968
こちらが悪本不真面目さんの作品。初参加ありがとうございます。苦しい境遇の女の子が苦しみの中で同類を探して足掻くけども、救いが見つかったような、そんな話。『死は救済』という概念を思い出しますね。
https://kakuyomu.jp/works/16818093077218827482
こちらが功琉偉つばささんの作品。初参加ありがとうございます。拝読しました。
個人の意見なので読み飛ばしてもらって構わないのですが、ここから自分語りです。自分としろたさんは上記の通り、高校の同級生でした。自分が文系でしろたさんはガチ理系だったのでクラスが被ることはなかったんですが、こうして十年以上経ってからも交流が続いています(自分は性格があまりよろしくないので、仲良くしていただいてとても嬉しく思っています)。
高校時代と現在で、高校時代にやっておけばよかったなと思うことがあって、勉強と運動なんですよ。
勉強は「大人になってもできるのに、学生で強制されててつらい」とお思いでしょうが「気が向けばいつでもできる」は「気が向かなければやらない」のと同義なんですね。豊富なテキストがあり、すぐに質問できる教師がそばにいる学校という環境は、勉強に最適なのです。大人になると、人に聞きづらくなります(これは個人差があります)。人に聞くのに、金がかかるようになります。
そう、金です。運動するのにも金がかかります。生きていくのに金を稼いでいるのに、余暇活動にまで金がかかるのってバカらしくないですか?
学生の身分だったら、授業中や、部活で身体を動かすことができますし、音楽系の部活なら楽器を吹き鳴らすことができます。そういうことが、自分ではなく親の財布の金(学校に行かせてもらえているのは親の財力もある)でできるのは学生の特権だと思うので、理不尽だと書き捨てたい気持ちもわかりますが「こういう見方もあるんだな」と頭の片隅に置いといてください。
https://kakuyomu.jp/works/16818093076615350994
こちらが双葉紫明さんの作品。初参加ありがとうございます。詩から始まる連作短編というテイスト。旧かなづかいの、雰囲気のある、一昔前の日本の風景を挟みながら、物語が転がっていきます。まだ連載中ということなので、フォローさせていただいてオチまで見届けたいところ。
https://kakuyomu.jp/works/16818093077085687831
こちらが指折人さんの作品。治安悪い日本シリーズに登場する後楽園(アトラクエン)さんとイヌイさんとの出会い、イヌイさんと父上との関係性のお話。ふたりでお弁当を食べたり、怪獣映画を観に行ったりと青春もしているのですが、本質は人外のふたり。青春のままでいてほしいぜ。
さて。
企画ページにも書かれているのですが、自分は答えを知りません。お題を考えているのはしろたさんです。全ての責任はしろたさんにあります。
ここからはしろたさんから聞き出したこのテーマの意図、しろわんの解答編を始めます。
> 結局は全部地獄。誰も幸せになれはしない。あいつにはあいつなりの求める幸福があって、手に入らないから不幸せで地獄。
> ハピエン厨のしろたはこのテーマで地獄を味わいました!自業自得!!
とのことでした。納得いただけたでしょうか。汐見聖奈はこのあとも組織には所属し続けそうなのですが、仮に辞めたとしても他の会社の歯車として機能し続けるのでしょう。
https://kakuyomu.jp/works/16817330650860170539/episodes/16818093077649688867
みにくいあひるのこ、かな。おなじであることを尊ぶ姿勢は、自作品のほうとも似通っていて勝手にシンパシーを感じました。きったねぇ沼に溺れホマレ、かわいそう。早くライアンが助けに来てほしいぜ……(きっとこの旅路の中で、見せたいものがあるんだろう)。
次回の第21回の企画ページはまだできていません。立ち上がり次第、しろわんのアカウントで発表があります。フォローしてくれよな。
二周年の節目には自分のnoteでしろわんまとめを作ります。
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