第27話チートイベント

研修を無事に終え自宅に戻る。残り二週間ちょっと、これから夏休みです。


自宅に戻り休んで要ると全身が痛みだし動く事も出来ない状態になる。寝ている時も体からギシギシと音が聞こえ全身に痛みが走る。どうにも動く事が出来ない。家の事はミヤとハマさんが来てくれて色々世話になりました。


サトミに海に行けないと連絡して海に行った写真ちょうだいって連絡しする。

サトミ、マミ、キョウカ、タマキ、みんなの水着姿見たかったな。可愛いだろうな?等と妄想していると。サトミから写真が届く。

犬のお尻が写り、変態の文字がある。皆さん俺の心の中見えるの?水着の写真欲しかった………。


夏休みはほぼ寝て過ごした、1度だけばあちゃんの見舞いに行ったが体が言う事を聞かずすぐに家に戻る。結局学校も2日程休んでしまった。


休み明け、久々に登校する。途中です光先輩と間宮先輩に会った。

「おはようございます」2人。声をかける

「お、高藤おは・・よう・・・?」

「お前本当に高藤か?」光先輩、その驚き方、新鮮です。

「え~、高藤に身長越された。何か悔しい」間宮先輩…ごめんなさい。

「何か夏休み中に身長伸びてしまって制服間に合わなくて」

「それで体操着なのか、所で何センチになった」

「今170cmですね。1ヶ月で10cm伸びました」

そんな会話をしながら学校に行く。教室に入るとみな驚いた顔で見てくる。

「なんかでかくなったな」キョウカさん顔近いです。

「もしかして足の裏にシリコンとか入れて身長伸ばしたのか?」マミさんその考え酷すぎ。

「そう言えば、マミあの犬の写真笑ったよ」

「でしょう。結構考えたんだよ」マミが自慢気に胸を張る。そこから1週間位は夏休みの話題で盛り上がる。


9月に入り入学式の準備が慌ただしくなる。異能科のチートイベント、下剋上が入学式の後にスタートする。

各学年の筆頭に挑戦する事が出来、勝てばその学年の筆頭になる。いわゆる順位付けだ。もちろん順位に関係なく他の学年に挑んでも問題がない。


そもそも何故この時期かと言うと全学年が揃うのが9月~10月半ば迄、原則2年、3年は研修でほぼ学校にいない。授業はほぼリモートになる。9月にあるテストの期間のみ全学年がそろうと言う変わったシステムだ。


朝、間宮先輩と会う。珍しく1人だ。「おはようございます、珍しく1人なんですね?」

「あ、おはよう。今日は光、用事があって休みなんだ」寂しそうに言う。「それよりまだ背伸びて無い?何処まで伸びるの?」

「はは、自分でもわからないです。でも背が伸びるのも良いことだけじゃないですね。最近誰かに見られているように感じて、緊張するんです」


「何?高藤、自分のこと何も分かってないの。見な学校の前、あれ高藤を待ってる女子だよ」

「はぁ。俺なんか待って楽しいですかね?特にカッコいいタイプじゃ無いしモテるタイプでもないのに?」

「ふ~、志島先輩の苦労が分かる気がするよ。私は一緒のクラスでなくて良かったよ」

「え、俺何か変な事言いました?」

「いや、お前はそのくらいがちょうどいいよ」

次の日、キョウカ、マミ、サトミ、タマキが朝一家に来て一緒に学校に通う事になり朝早くから家に人が集まる。


学校に向かう途中からタマキが異常に不機嫌になり、怒った顔で俺を見てくる。

「タマキ、俺何かしたかな?さっきら怒られてるような気がするんだけど?」

「フン」そう言うと1人で先に言ってしまった。

学校の前にいた一般学生の女子から手紙をもらった。有り難うと伝えて学校に入る。異能科の入り口は一般学生は入ることが出来ない。まして特機の隊員が警備を行っている事もありほぼ近付く事も無い。


教室に入るとタマキがミヤに文句を言っていた。ミヤが大人の対応をする。

「私は別に彼が他の子にモテるのは気にしないよ。むしろ嫌われるより良いじゃない」

「ム~、志島ちゃんが良ければ良いけど」何か納得いかないご様子です。


教室に入るとミヤが声をかけて来た。

「おはよう。ミヤ最近朝早いね。何か疲れた顔してるけど大丈夫?」

サトミが左腕に抱きつて来る。サトミさん胸当たってます。

「ちょっと、学校来たら夫婦の会話は終わり。レムは私達の物になるの」

マミが右腕に抱きついて来て「そうだよ。志島ちゃん独り占めは終わりです」って何か幸せ。

「ム~、ヤダ」そう言ってミヤが正面から抱きついて来る。ミヤさん可愛いっす。


光先輩が教室に来てこの状況を見て軽蔑の眼差しで俺を見ている。

「高藤、お取り込み中に悪いな今日の昼、生徒会室に来てくれ入学式の事で話しがある」「私はお前と違うクラスで良かったよ」そう呟くと去って行った。


昼休みに生徒会室に行くと入学式とその後、イベントについての話しがあった。式翌日の9月15日からイベントが始まるそう言う話しだった。

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