第19話 大型連休

色々とあったがあっという間に1ヶ月近くが過ぎて間もなく大型連休です。


サトミから休み取れるのか聞かれて今回は土日と最終日が休みと伝える

「良ければ北海道に遊びに来ない?」とお誘いが有った。良いんですか?


「みんな一緒だよ。やっぱエッチなこと考えたんでしょう」って笑われてしまった。でも、こんなお誘いがたまらなく嬉しいです。何かそわそわします。


大型連休の初日、キョウカとマミが特機の訓練を見に来ていた。俺はあいかわらずついていくのに必死で2人を見る余裕もない。おまけに散々地面に投げ飛ばされ誇りまみれの状態だ。午前の訓練が終わると2人が来た。

「ねえ、大丈夫?普段からこんなハードな訓練しているの?」


「そうだよ。毎日体が崩れていきそうだよ」


キョウカが不思議そうに「何でこんな訓練続けるの?」心配そうに聞いてきた。


「自分の事が守れるようになったらみんなを守れると思うからかな。俺が強くなればみんなが危険な目に会う事は無いでしょう、まぁ俺の勝手な思い込みたけど」


「そっか、所でほかの子は来てるの?」そう心配そうにマミが聞いてきた。


「サトミとタマキが昨日来てたよ。あの2人、なんだか仲よさそだね」


「うん、戦闘系と生産系で何かグループが出来てるよな気がして。どうしてら良いだろうって思うけど上手くいかないのよ」


「難しいな、それよりサトミから北海道に呼ばれたけどみんなどうすんの?」


「当然行くよ。レムは休みとれたの?」キョウカとマミが心配そうに見てくる。


「行くよ。でも俺は飛行機が前提だけど」


「何で、折角サトミが連れて言ってくれるのに?」お二人は納得いかないご様子ですね。


「しょうがないでしょう。今、特機の研修生ですから。特機のルールに従わないといけないんです」


「ねぇ。警戒態勢はどうしたらいい?結局決まらないうちに休みに入ったけど」


「それも含めて話し合わないか?それに今の態勢が難しいなら切り替えも必要でしょう。俺としては折角仲良くなれたから、これからもみんなと一緒にやっていきたい」


「出たよ、ハーレム体質」キョウカさん心の声が漏れてますよ。

「本当ハーレムキングだよなコイツ」ブルータスお前もか。


話題変えよう「そう言えば志島副教官も今日見学に来るって言ってたけと聞いてる」


マミが少し考えて「志島ちゃん部署異動する事になったらしいよ。何かレムの襲撃事件で責任取らされたって話しだよ」


「…………?それって俺が悪いのかな?」


キョウカが怒ったように「ちょっとあれだけ志島ちゃんがレムが大事って言ったのにその言い方酷くない。あんた志島ちゃん泣かしたら私が許さないよ」

「同感。あんなにレムを想ってくれる人を泣かしたら私達が許さない」

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