第5話筆頭の初仕事 1
、絶対Sだけだろ、絶対あいつら苛めっ子だろう。4/23投稿
志島副教官が話しを戻そうと言って辺り見る。
「どうだろう。変態クン以外で気づいた人いるかな?」
キヨウカさんが手を上げ「何か変わった事が起きてるでしょうか?私は何も分かりません」他の人も同じようにわからないと言って辺りを確認した。
「じゃあ、変態クン正解を教えてあげて」と志島副教官から言われたがふて腐れていた俺はそっぽを向いた。
「しょうが無いな!高梨教官の生パンティ付きでどうだ。これで手を打とう」高浜教官がうれしそうにしている。
「志島副教官、高梨教官あんたらわざとやってるだろう(怒)いい加減にしてくれ。投書箱に訴えてやる」
「バカだなぁ。投書箱の管理は我々教官の仕事だぞ。お前のスキにはさせない」高梨教官がふんぞり返反った所を志島副教官が頭を叩く。
「まあ、良いでしょう。この辺で勘弁して上げる。流石に可哀想になってきた」
「宮ちゃん。止めちゃうの?じゃ私も止める」高梨教官が可愛子ぶって言う。
「ヒトシ巡査、命令です。この状況を彼女達に解るように説明しなさい」高梨教官の変貌ぶりにみんな驚き、背すじを伸ばし座り直す。俺、何時巡査になったの?不思議な事だらけだ。
立ち上がり「はい。説明させて頂きます」「志島副教官、申し訳なのですがこの目の前の物を他の方にも見えるように具体化して頂けますか?」
「志島副教官でなくて、ミヤって名前で呼んでくれなと見せてあげない」とデレデレし始める。
っ…「ではミヤ副教官、改めてお願いします。具体化して頂けますか?」 めんどくせ~この人達。
「しょうが無いな」とデレデレキャラを崩さすに爆弾を具体化する。自分達の前出た爆弾に皆、驚き声を無くす。
「先程、有働を吹き飛ばした物がこの目の前に有る爆弾です。ちなみに今、目の前に有る爆弾は有働を吹き飛ばした物より、サイズが大きいので先程より強い爆発をすると推測しています。また爆弾はコントロールされており、志島副教官が指定した方向だけに爆発させることが可能だと推測しまた」
「有働が高梨教官に襲いかかる時、爆弾が爆発するの可能性があったので佐々さんを引っ張ったのですが、皆さんの誤解を招いたと思い今は後悔しています。説明は以上で良いでしょうか?」
「最後はミヤ、これで良いか?でしょう」相変わらずキャラを崩さない。志島副教官って…このキャラが普通なの?
「ま、分かったと思うが宮ちゃんの爆弾に気づいたのは、変態クン1人だ。他のやつは全員死亡が確定している。他のやつに筆頭が任せられないだろう。何かあった時、筆頭が優秀でないと皆いきられない」
「まして筆頭は一般人の前に出ることが多い、か弱い女子を人前でさらし者するのは忍びないしな、変態クンをこんなに攻めたが実際近い事も言われたり、されたりした先輩達もいる」
「ついでだが、タマキ!!お前先程お嫁に行けないって、嘆いていたけど変態クンに責任取ってもらえば。筆頭は有望株だぞ。まあ、私も唾つけておこうと思っているがな。ヒヒ」高梨教官が悪い顔でこっちを見る。
「所で変態クン止めませんか?」俺の提案に女性全員が満場一致で反対した。
「今日は以上だ、変態クンと呼ぶのは教室だけだ。どんな些細な情報も、漏もらしては行けない、分かったか」女性陣が声を揃え「は~い」と返事をした。何故志島副教官まで?
「では変態筆頭クン、後で教官室に来るように、宮ちゃんも一緒にな。但し腕は組まないように。私が許しません」
なんか大変な1日が終わった。そう思っていると佐々さんが来た。
「さっきは分からずにごめんね」そう言って謝ってくれた。何ていい子何だろう。
「うん。こっちこそごめんね、佐々さんに迷惑かけたね」
「佐々じゃなくてタマキでいいよ。6人しかいないし仲良くしよ」ニコ。手を振って帰って行く。
ニコって、天使の笑顔だ。絶対いい子だ。やった、まだアオハル出来る。
「ちょっと、何時までにやけてるの?浜ちゃん待ってるよ」と腕を捕まれた。まだ何人かの生徒が残っていたが志島副教官に引っ張られながら教室を出る。
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