傷跡

青いバック

第1話 海のような

 夜空が綺麗だ。

 心の傷を癒すようかに星が光ってる。

 今、自分の心は身体は炭酸が抜けてしまったソーダのようだ

 何も考えられない、考えたくもないそう思いながらも今日の出来事を思い出していた。思い出したくもないのに。

 今日僕は、学校で2年間片思いしてた女性に告白した、いやしようとしてたの方が正しい。する前に見てしまったんだ彼女が彼氏らしき人と仲良くしてるところを。

 もし告白して振られたらまだ気持ちは楽だったかもしれない、でも見てしまった方が絶望がでかく来る。

 見てしまったら、あぁ自分は勝てないんだなって思ってしまう。

 はぁ、明日から学校に行くの憂鬱だなあ。

 彼女自身は僕のことを振ってはないが、彼女を見る度に出来事を思い出してしまいそうで怖い。そんな弱気な考えを持ってる自分が心の中にいる。

 もう1回告白しようとしたがやめた、どうせ振れたら辛いだけだとそう自分に言い聞かせ僕は告白ということから逃げた。

 次の日、彼女とばったり会ってしまった、会わないようにはしてたんだがクラスが同じだから会うのは当たり前だったか。

 しかし彼女は当たり前のように僕に話しかけてきた、彼女は明るい性格で、人当たりがよくみんなから好かれている。僕も彼女のそういう所に惹かれたんだ。


「おはよう!」


「おはよ…」

 我ながら不機嫌っぽい声を出したなと思った。まるでかまってほしいみたいだ。

 彼女は僕が不機嫌そうなことに気づいたんだろう


「どうしたの?なんかあった?」


 と彼女は心配してきた。彼女の性格的に当たり前の行為だ

 。

「ううん何も無いよ。なんかあったように見えた?」


 と僕は返した。悟られたくなかった、昨日の出来事で落ち込んでることを彼女に、知ってしまったら彼女はいい思いはしないだろう

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