応援コメント

第4話 「現代に生きる物語」?」への応援コメント

  •  どうも。投稿ご苦労様です。
     私にとって、宮澤賢治は東北ということと強く結びつきます。 
     どこかで読みましたが、イネというのは自家受粉するので、改良が難しい。賢治もまたそこで苦労した云々。ここら辺は、正直、記憶が曖昧です。

     ただ、いずれにしろ、銀河鉄道というのは、ずい分、突飛な発想であるのは確かだと想いますね。特に農学校教諭、つまり理科系の賢治からすれば。

     そして、これがあるからこそ、999が。

     いかん。テーマソングが聞こえて来る。

    作者からの返信

     ありがとうございます!
     賢治は「陸羽132号」という稲の品種を詩に読み込んでいます(「塩水撰・浸種」)。現在のコシヒカリのご先祖にあたる品種だそうです。岩手県で作っているのをイベントで食べさせてもらったことがあります。もの珍しいということもありましたけど、けっこういい味だったと思います。
     賢治は「稲作だけに頼らない農業」を目指し、農業の多角化を目指したのだけど、稲作だけでもせいいっぱいの地元からは「お金持ちの道楽」とみられてあまり理解されなかった、という話もあります。
     賢治の家のあったところから坂を登ったところが花巻城跡で、そこを突っ切って軽便鉄道が走っていました。また、賢治の家のすぐ南では、西の方から流れてきた豊沢川が北上川に合流しています。そんなことから「川」も「汽車」も身近な存在だった、ということじゃないかな、と思います。
     軽便鉄道ですから、そこから999まではまた一跳躍ありますけど。
     でも賢治の家からは東北本線の線路も近いので、大きい機関車も知っていたし、汽笛やドラフト音は毎日毎晩聞いていたことでしょう。

     それでは、またよろしくお願いします!