第12話

「私も貧乏になっちゃったから仲間だね...」


「うーん、でも多分、氷室さん家はまたきっとV字回復すると思うよ。今は新型ウィルスのせいで景気が悪いけど、きっと景気が上向けば

また、お金持ちに戻るだろ、、!」


「そうかな、、、」


「そうさ、きっとだいじょうぶ!」


「そっか。。じゃあさ、もし景気が上向いて

会社が上向いたりしたら、もしよかったらなんだけど、山吹くんのお父さん、うちの会社に技術者として来てくれたりする?」


「え、いいの!?」


父さんは電子回路の設計技術者だったのだが、

今の会社がブラックで残業してもあんまり給与がよくなかった。そのせいで、まぁ、僕の家の生活水準は低い。エンゲル係数がやたらに高い...。


氷室さんのお父さんの会社は待遇がいいことで有名だった。もし、再生したら

転職希望者が殺到するだろう。


お父さんは転職したがっているが、

もう歳も歳だしなかなか次が見つからなかったので今の会社が嫌だけど諦めて働いてる感じだった。






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