242 9月6日(金) 奈良の都のガイドおじさん

 『のんびり古都散策』というタイトルで、京都や奈良といった古都を散策するアホバカ旅行記を書いている。まだ、京都は取り上げてないけど・・


 しかし、その実態は・・『旅行記』というような立派なものではなくて・・観光地に行った感想文といった程度のアホバカ駄文なのだ。URLはこちらだよ。

 https://kakuyomu.jp/works/16818093081713863519


 で、その『のんびり古都散策』で、そのうち取り上げるつもりでいる・・奈良の、ある日本庭園に行ったときのことだ。


 奈良の観光地には、所によっては、ボランティアのガイドさんがたくさんいらっしゃる。ガイドさんは、たいていシニアの男性で、ときどきは女性が混じっているのだ。中には、「英語のガイドできます」という看板を持った猛者もいる。


 で、さっき『所によっては』と書いたのは、こういうガイドさんは何故か・・どうも東大寺大仏殿とか薬師寺とかいった有料の超有名観光地にはあまりいなくて、無料の観光地というようなところに多くいるのだ。


 で、そのとき、ボクが行った日本庭園は無料で、そんなに有名なところではなかったので・・入り口に多くのガイドさんがいた。ガイドさんは、頼めば気さくにガイドを引き受けてくれる。


 でも・・ボクは、ガイドさんにガイドをお願いしたことは一度もない。ガイドさんに頼むと、ガイドさんのペースで観て周らなければならず、ゆっくりと写真を撮ったりできないからだ。


 で、ガイドを頼まない、もう一つの理由がある。


 それは・・


 まあ、話を聞いてください。


 ここで・・先ほどの、奈良の日本庭園の話に戻りますよ。


 そのときも、ボクはガイドさんにガイドは頼まず、一人で写真を取ながら、日本庭園の中をゆっくりと歩いていた。


 すると、1人のシニアの男性ガイドさんが、4人のおばさんを案内しながらやって来たのだ。おばさんたちは東京から来た人たちだった。どうして、そんなことがボクに分かったのかと言うと・・ガイドのおじさんがおばさんたちに聞いていたからだ。おばさんたちは、世田谷から来たと言っていた。


 さて、その一行はボクが写真を撮っている横で立ち止まった。


 すると、おじさんが眼の前の景色の説明を始めた。というわけで、偶然、ボクもおじさんの説明を聞くような形になったのだ。


 おじさんは立て板に水のごとく、得意満面で説明を行うのだが・・ここで、再現ドラマ風に、そのときの情景を再現してみよう。


********


 おじさん「・・・というわけで、眼の前の盛り土と水が・・山と川を表しています。山と川ですね。・・山川豊・・(おばさんたちを見渡す)」


 おばさんA「ぎゃはは。山川豊だって・・・おかしい」


 おばさんB、C、D「・・・」


 おじさん「で、向こうに見えるのが、海と砂浜を表現してるんです。砂浜というのは、渚ですね。・・渚ゆう子・・(おばさんたちを見渡す)」


 おばさんA「どあははは。渚ゆう子だって・・・笑っちゃう」


 おばさんB、C、D「・・・」


 おじさん「こちらの松はですね。なんとか、かんとかの松なんです。・・松の木小唄・・(おばさんたちを見渡す)」


 おばさんA「どひゃひゃひゃ。松の木小唄だって・・・昔、流行ったわねぇ」


 おばさんB、C、D「・・・」


********


 ・・と、こういうふうに、おじさんは何かを説明すると・・昔の、それも昭和の、歌手とか、歌の名前とかを使ったダジャレを披露するのだ。おじさんの口からは、山川豊、渚ゆう子、松の木小唄の他にも次々とダジャレが出てきたが、忘れてしまった(笑)。


 ここまでは、まあいいのだが・・恐ろしいのは、おじさんが、ダジャレを言うたびに・・おばさんたちを見渡して、リアクションを要求することなのだ。


 まあ、たいていのグループには、一人はひょうきんな人がいて・・このときも、おばさんAがいたのだ・・おじさんのダジャレに対応してくれるのだ。


 でも、ボク一人とか、アホバカ妻と二人のときに・・ガイドさんにこんなことを言われても困るのだ。


 だって・・


 「・・・というわけで、眼の前の盛り土と水が山と川を表しています。山と川ですね。・・山川豊・・」


 なんて言われても・・何と応えればいいのだ。こういったダジャレに応えるのは、実に難しいですよね(笑)💦


 まあ、すべてのボランティア・ガイドさんが、こういう訳ではないのだが・・ときおり、こういう人がいる。これが、ボクがガイドさんを頼まない、もう一つの理由なのだ。


 でも、これって、カクヨムで応援コメントを書くときに使ったら、面白いかも・・


 たとえば・・おじさんにならって、昔(昭和)の歌手や歌の名前を使うならば・・


 「こんなことが本当にあるのかって思いました。・・アリス・・」


 「お話にあったところって・・夜道を歩くのが怖いですねぇ・・梓みちよ・・」(みちよ・・よみち)


 「そんな道具、とっても便利。いるかって言われたら、ボク、即、手を上げます。・・イルカ・・」


 「ボクも、その考えに、もちろん、賛成でぇす・・オフコース・・」


 「ホント、そんなことがあったら、肩がこっちゃいますよね。心もこっちゃうかもしれません。・・心のこり・・」


 「ボクも筆者さんと一緒にお酒を飲みたいです。でも、一升瓶って重たいですよね・・おもいで酒・・」(重いで酒)


 どうも、お後がよろしいようで・・・


 近況ノートに、色づいてきた銀杏並木の写真があります。本文とは関係ありまっしぇん(笑)・・

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16818093084327950365

 

 もうすぐ秋・・秋と言えば、旅行の季節! 


 皆さん、どこかに出かけてみませんか? でも、ダジャレおじさんには気を付けてね!





〔著者追記〕


 ブロ子お姉さまから、「のこお姉さまなら、このダジャレおじさんに対抗できるわよ」というコメントをいただきましたので・・🦑(以下)を追記しました。。。


〔小説 のこ/ブロ子/ガイドのおじさん:ダジャレ対決〕


おじさん「お姉さんは美人ですなあ。「永痴魔先生のアホバカ占い」の「2024年9月6日」に出てるように・・女優の戸田恵梨香ちゃんに似てますよ」(https://kakuyomu.jp/works/16818093083931982263/episodes/16818093083932465068

のこ  「あら、いやだわ。戸田恵梨香ちゃんだなんて・・全然、似てませ・・すわよ。私、よく言われるんですのよ。もう、そっくりですのよ。おほほほほ」

おじさん「恵梨香・・石田えり、か?・・なんちゃって」

のこ  「どあははは。石田えり、か・・だってぇ。おじさん、おもしろい人ね。・・白いギター・・」

ブロ子 「あら、のこお姉さまじゃないですか?・・デスカウントショップ・・」

おじさん「おや、こちらのお嬢さんもかわいいですな。・・河合奈保子・・」

ブロ子 「まあ、わたしが、かわいいだなんて、やだわ・・矢沢永吉・・」

のこ  「ブロ子ちゃんもこの日本庭園に来てたの?・・日本・・二本松信用金庫・・」

ブロ子 「そうなんですよ。奈良には旅行なんです。・・奈良・・習いごとなら、北九州市八幡西区上の原2丁目2-16の・・大原市民センター上上津役かみこうじゃく教室・・」

のこ  「まあ、『上津役』って、『こうじゃく』って読むのね。難しいわね。『こうじゃく』・・こうじや・・玉置浩二や・・」

おじさん「ホントに『こうじゃく』は難読ですな・・難読・・さいたま市見沼区南中野の・・『なんとクリニック』・・」

ブロ子 「おじさん。いい加減にしいや・・椎谷建治・・」

のこ  「もう、あんたらとは、やってられんわ・・佐藤恋和さとう れんわ・・ほな、さいなら・・それでは行っトイレ~。便器でね~!」

ブロ子、おじさん「ぎゃび~ん! こりゃ、ビックらこいた、屁をこいた、ブー」


〔小説 のこ/ブロ子/ガイドのおじさん:ダジャレ対決 おしまい〕

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