193 3月6日(水) エヘヘのおじさん

 ボクの近所に、ボクが『エヘヘのおじさん』と呼んでいるお医者さんがいる。もちろん、本名ではないよ(笑)。ボクが勝手にそう呼んでいるだけなのだ。


 どうして、そう呼んでいるかと言うと・・・


 赤塚不二夫さんの漫画に『レレレのおじさん』というキャラクターがいる。


 『レレレのおじさん』については、アホバカcopilotに説明してもらいましょう。


Q:赤塚不二夫さんの漫画に出てくる『レレレのおじさん』を説明してください。


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Copilot


 『レレレのおじさん』とは、赤塚不二夫さんのギャグ漫画『天才バカボン』に登場するキャラクターです。 ほうきを持って道を掃きながら、「おでかけですか、レレレのレー?」と声をかけるのが特徴です。 五組の五つ子、合計25人の子どもの父親でもあります。


 このキャラクターは、赤塚不二夫さんが愛読していた杉浦茂さんの漫画をオマージュして作られたと言われています。 杉浦茂さんの作品には、ほうきを持ったおじさんが登場することが多かったそうです。 また、レレレのおじさんのルーツは、釈迦の弟子の一人で「掃除」で悟りを開いたチューラパンタカという人物だとも言われています。


 レレレのおじさんは、赤塚不二夫さんの代表作の一つである『天才バカボン』の中で、多くの人々に笑いと感動を与えたキャラクターです。あなたは、レレレのおじさんのファンですか?😊

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・・・というのが、『レレレのおじさん』なのだ。でも、そのお医者さんは、『レレレのおじさん』のように、ほうきで道を履いているわけではないよ。


 以前、こんなことがあった。


 ボクが地区の人たちと一緒に夏祭りの準備をしていたときのことだ。


 何かのはずみで、ボクが乗っていたハシゴが倒れてしまった。ボクは地面に落ちて、頭を打ったのだ。でも、特にケガはなかったので、ボクは周りの人たちに「大丈夫です」と言った。しかし、周りの人たちがとても心配してくれて、「打ったのが頭なので、念のために医者に診てもらった方がいいよ」と強く勧めてくれたのだ。


 本当にボクは大丈夫だったのだが・・・ボクは、周りの人たちに安心してもらうためにも、ここは医者に行った方がいいなと思った。


 それで、ボクは夏祭りの準備をやめて・・・すぐさま、近所のクリニックに行ったのだ。もう、夜だったので、近所ではそのクリニックしか開いていなかった。でも、そのクリニックの先生の専門は脳神経外科だったので、頭を打ったボクには都合がよかったのだ。


 で、クリニックに行ったボクは、診察室に呼ばれて、お医者さんの前に座った。


 そして、「先生。今、さっき、夏祭りの準備をしていて、乗っていたハシゴが倒れてしまったんです。それで、頭を打ちました」と状況を説明したのだ。


 お医者さんは「エヘヘ」と口に笑みを浮かべ、「はい、はい」と言いながらボクの話を聞いていた。


 それで、ボクの説明が一区切りついたところで、こう言ったのだ。


 「エヘヘ。はい、はい、よく分かりました。エヘヘ。で、今日は何しに来られたのですか?」


 ぎゃび~ん!・・・・・


 それから、ボクは、そのお医者さんを『レレレのおじさん』ならぬ、『エヘヘのおじさん』と呼ぶようになった。だって、そのお医者さんは、本当に「エヘヘ」と笑いながら、ボクの話を聞いていたんだから(笑)。


 それから、しばらく経ったときのことだ。ボクは風邪を引いてしまった。で、そのクリニックに行ったのだ。クリニックのお医者さんは脳神経外科が専門だが、普通の風邪なども診てくれる。


 で、ボクは名前を呼ばれて、診察室に入って、お医者さんの前に座ったのだ。お医者さんがボクに聞いた。


 「エヘヘ。どうされましたか?」


 「ちょっと風邪気味で・・・」


 「はい、はい。エヘヘ・・」


 すると、ボクの頭に『エヘヘのおじさん』という言葉が浮かんできたのだ。笑いがこみあげてきた。


 いけない、ここで笑ってはいけない・・・と思って、ボクは何とか笑いをこらえた。


 だが、ボクの眼の前には、その当人のお医者さんが座っているので・・・お医者さんの顔を見ないわけにはいかないのだ。


 で、顔を見ると・・・再び、ボクの頭に『エヘヘのおじさん』という言葉が浮かんできた。またも、笑いがこみあげてきた。再び、いけない、ここで笑ってはいけない・・・と必死になって笑いをこらえようと努力した。


 そこで、ボクは下を向いた。お医者さんの顔が眼に入らないようにしたのだ。すると、やっと、笑いが収まってきた。やれやれ・・・


 すると、お医者さんの声が聞こえた。


 「エヘヘ。どうされましたか? エヘヘ」


 この声で・・・またも、笑いがこみあげてきた。で、ボクは、うっかり顔を上げてしまったのだ。お医者さんの顔が、ボクの真正面にあった。ここで、とうとう、ボクは笑いだしてしまった。


 「わはははは」


 ボクの笑いは止まらない。


 「わはははは・・・わはははは・・・わはははは」


 すると、『エヘヘのおじさん』も、ボクにつられて、笑い出してしまったのだ。


 「ワハハハハ」


 そして、ボクと『エヘヘのおじさん』は、しばらく、診察室で大声で笑い続けたのだ。


 「わはははは」「ワハハハハ」「わはははは」「ワハハハハ」「わはははは」「ワハハハハ」・・・


 それから、その『エヘヘのおじさん』のクリニックに行くたびに、ボクは笑いをこらえるのに苦労しているのだ。


 どうにも、困ったことになってしまった。


 実はこれを書いていても、『エヘヘのおじさん』の顔が浮かんできて、笑いが止まらないのだ。。。


 ぎゃび~ん!


 皆さんもこんな風に、意志とは別に、何かが頭に浮かんできて、笑いが止まらないってこと・・・ありませんかぁ?

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