185 2月24日(土) AIのべりすとvsCopilot(Copilot)

 前回の『AIのべりすと』とcopilotの小説勝負の続きだよ。


 さて、いよいよ、copilotの登場だ。


 ボクはcopilotに「次の続きを書いてください。」として、前回と同じように、ボクの超駄作『呪い返し』の第一章を入力した。次の『===』で囲った範囲だ。


=============

 川床と書かれた提灯を掲げた料理屋が、せまい道の両側に並んでいる。夕闇が迫っていて、提灯のいくつかには早くも灯が入っていた。山が料理屋の後ろに黒く迫ってきている。


 私は道を急いだ。ハイヒールではなく歩きやすいスニーカーを選んだのが正解だった。


 道に緋毛氈ひもうせんを掛けた床几しょうぎを並べている店の前を通り過ぎると、急に左手に赤い鳥居が見えた。鳥居の横には『總本社 貴船神社』と書かれている。


 貴船神社は本宮、結社、奥宮の三つの社から構成されている。ここは本宮だ。


 私は赤い鳥居をくぐって、急な石段を登った。この石段が本宮に至る表参道だ。参道には朱色の春日灯籠が並んでいる。もう初夏で日中は京都市内の気温が25度を超えていた。が、ここまでくるとさすがに涼しい。石段を登りきると、眼の前に緑に包まれた龍船閣が現われた。龍船閣は本宮にある休憩所だ。龍船閣の向かいには二頭の馬の像があり、その横にたくさんの絵馬が掛けてあった。


 私は絵馬を探った。しかし、目的のものは見つからなかった。残るは結社か奥宮だ。しかし、結社は縁結びのパワースポットとして有名だ。まさか、そんなところに絵馬を置くまい。となると、奥宮だ。私は奥宮まで足を延ばすことにした。


 私は本宮からさらに15分ほど奥に歩いた。赤い小さな鳥居をくぐって、山間の道を進むと、赤い門が見えた。ここが奥宮だ。奥宮には誰もいなかった。ここまで来る観光客は少ない。奥宮の本殿の右に絵馬が掛けてあった。もう陽が落ちそうだ。私は急いで絵馬を探った。


 あった・・


 私はとうとう目的の絵馬を見つけた。絵馬の板の上には、私の写真が貼ってあった。一週間前に私が寮母さんに渡した写真だ。その写真の中で、私はプールサイドに腰を掛けて、こちらを見て笑っている。ビキニの水着からは水のしずくが落ちていた。そして、私の左胸には・・太い釘が打ちつけてあった。


 呪いの絵馬だ。

=============


 で、copilotの答えが、次の『XXXXX』で囲った範囲だ。


XXXXXXXX 以下、copilot XXXXXXXX


 私は絵馬に書かれた文字を読んだ。『お前は私のものだ。私以外の男と一緒になるなら、死んでしまえ』と書いてあった。その文字は、私が高校時代に付き合っていた彼の筆跡だった。彼は私に執着していて、別れた後もしつこくストーカーしてきた。私は彼から逃れるために、京都の大学に進学したのだ。


 私は絵馬を持って、奥宮の本殿に駆け込んだ。神様に助けを求めた。しかし、神様は私に答えてくれなかった。私は絶望した。私はこの呪いから逃れられないのだろうか。


 そのとき、私の携帯電話が鳴った。着信画面には、彼の名前が表示されていた。私は恐怖に震えた。彼はどうやって私の番号を知ったのだろう。私は電話に出なかった。しかし、彼は何度もかけ直してきた。私は電話を切った。しかし、彼はメールを送ってきた。『貴船神社にいるのは知っているぞ。今から行くからな。お前は私のものだ』と書いてあった。私はパニックになった。彼はどうやって私の居場所を知ったのだろう。私は逃げなければならないと思った。


 私は絵馬を持って、奥宮を飛び出した。私は走った。私は本宮まで戻ろうとした。しかし、途中で彼に出くわした。彼は私を見つけると、にやりと笑った。彼は私に向かって走ってきた。私は彼から逃げようとした。しかし、彼は私を追いついた。彼は私の腕を掴んだ。彼は私に近づいて、耳元で囁いた。


 「逃げられないよ。お前は私のものだ」


 私は彼の顔を見た。彼の目は狂気に満ちていた。彼は私にキスしようとした。私は彼を押しのけようとした。しかし、彼は私を強く抱きしめた。私は彼から逃れられなかった。


 私は絶叫した。


 「助けて! 誰か助けて!」


 私の声は、夕闇に呑まれた。


XXXXXXXX 以上、copilot XXXXXXXX


 うわ~。割にまともなストーリーですね。でも、『彼』は奥宮の近くに来ているのに、わざわざ携帯に電話したり、メールを送ったりしてたんですね。


 しかし、『そのとき、私の携帯電話が鳴った。着信画面には、彼の名前が表示されていた。私は恐怖に震えた。彼はどうやって私の番号を知ったのだろう。』って、なんかおかしくありませんか? だって、『私』が『私の携帯電話』に『彼の名前』を表示するように設定しないと、『彼の名前が表示され』るわけはないのだ。ということは、『私』と『彼』は電話番号を交換したんじゃないの?


 まぁ、細かいことは気にしないようにしましょう・・・


 で、どうなる?


 copilotに「この続きを書いてください」と入力すると・・・


XXXXXXXX 以下、copilot XXXXXXXX


 私の絶叫を聞いたのか、龍船閣から人が飛び出してきた。その人は私の大学の先輩だった。先輩は私のことが好きで、私に告白したことがあった。しかし、私は彼を断った。私は彼に興味がなかったし、彼は私にとってただの先輩だった。


 先輩は私と彼の間に割って入った。先輩は彼に向かって怒鳴った。


 「何をしてるんだ! この野郎!」


 先輩は彼の顔を殴った。彼は先輩の拳によって、私の腕から離れた。私は先輩に助けられて、彼から逃げた。私は先輩に感謝した。


 「ありがとう。助かったよ」


 先輩は私に笑顔を見せた。


 「大丈夫か。怪我はないか」


 私は自分の体を確認した。私は無事だった。しかし、私の左胸には痛みが走った。私は絵馬を見た。絵馬にはまだ太い釘が打ちつけてあった。私は絵馬を先輩に見せた。


 「これ、見て。呪いの絵馬だよ」


 先輩は絵馬を見て、驚いた。


 「なんだこれ。誰がこんなことを」


 私は彼を指さした。


 「あの人。私の元カレだよ。私に執着してるんだ」


 先輩は彼を見た。彼は先輩の一撃で倒れていた。しかし、彼はまだ息があった。彼は私たちを睨んでいた。彼は私たちに恨みの言葉を吐いた。


 「お前ら、許さない。お前らは死ぬ」


 彼は何かを取り出した。それは、ナイフだった。彼はナイフを振り上げた。彼は私たちに向かって飛びかかった。


 私は恐怖に震えた。私は死ぬのだろうか。私は先輩に抱きついた。私は先輩に別れを告げた。


 「ごめんね。ありがとう。さようなら」


 先輩は私を強く抱きしめた。先輩は私に愛を告白した。


 「大好きだよ。ずっと好きだった。だから、守るよ」


 先輩は私を後ろに押した。先輩は彼のナイフを受け止めた。先輩は彼のナイフに刺された。


 私は絶望した。私は先輩の名前を叫んだ。


 「先輩!」


 先輩は私の方を見た。先輩は私に微笑んだ。


 「大丈夫。幸せだったよ」


 先輩は目を閉じた。先輩は息を引き取った。


 私は泣いた。私は先輩の死体に抱きついた。私は先輩を失った。


 私は呪われた。


XXXXXXXX 以上、copilot XXXXXXXX


 ぎゃび~ん。突如現れた『先輩』。『先輩』が『私』を助けるヒーローになるんだなと思わせておいて・・・なんと、『先輩』は『彼』のナイフに刺されて、すぐに死んでしまった。さすが、copilotのストーリーは一味も二味も違いますね・・・


 で、「この続きを書いてください」とcopilotに入力しました・・・


XXXXXXXX 以下、copilot XXXXXXXX


 私は先輩の死体に抱きついていた。私は彼の血で真っ赤に染まっていた。私は彼の温もりが失われるのを感じた。私は彼の心臓が動かなくなるのを感じた。私は彼の命が消えるのを感じた。


 私は悲しみに暮れた。私は罪悪感に苛まれた。私は自分を責めた。私は先輩を死なせてしまったのだ。私は先輩の愛に応えられなかったのだ。私は先輩の幸せを奪ってしまったのだ。


 私は呪われた。私は呪いの絵馬によって、先輩を殺してしまったのだ。私は絵馬を見た。絵馬にはまだ太い釘が打ちつけてあった。私は絵馬を破ろうとした。しかし、絵馬は簡単には破れなかった。絵馬は私の手を切った。私は血を流した。私は痛みに悶えた。


 私は絶望した。私はこの呪いから逃れられないのだろうか。私はこのまま死ぬのだろうか。私は生きる希望を失った。


 そのとき、私の携帯電話が鳴った。着信画面には、私の友達の名前が表示されていた。私の友達は私の大学の同級生だった。私の友達は私のことを心配していた。私の友達は私に電話をかけてきた。


 私は電話に出た。私は友達の声を聞いた。友達は私に元気を与えてくれた。友達は私に励ましの言葉をかけてくれた。友達は私に助けを申し出てくれた。


 「大丈夫? どこにいるの? 警察に連絡した方がいいよ。私もすぐに行くから」


 私は友達に感謝した。私は友達に場所を教えた。私は友達に助けを求めた。私は友達に別れを告げた。


 「ありがとう。助けて。さようなら」


 私は電話を切った。私は友達を待った。私は生きる希望を見つけた。


 私は呪われた。しかし、私はまだ生きていた。


XXXXXXXX 以上、copilot XXXXXXXX


 おお~、今度は『友達』の登場だ。しかし、『先輩』を刺し殺した『彼』が、すぐ側にいるのに、『友達』と携帯でしゃべっていていいの?・・・


 で、「この続きを書いてください」とcopilotに入力すると・・・


XXXXXXXX 以下、copilot XXXXXXXX


 私は友達を待っていた。しかし、友達は来なかった。私は不安になった。私は携帯電話を見た。私は友達に電話をかけようとした。しかし、携帯電話の電池が切れていた。私は絶望した。私はこのまま一人で死ぬのだろうか。


 そのとき、私の背後から足音が聞こえた。私は振り返った。私は驚いた。私は彼を見た。彼はまだ生きていた。彼はナイフを持っていた。彼は私に向かって歩いてきた。彼は私に殺意を向けていた。


 私は恐怖に震えた。私は逃げようとした。しかし、私は動けなかった。私は先輩の死体に抱きついていた。私は先輩の死体を離せなかった。私は先輩の死体を守ろうとした。


 彼は私に迫った。彼は私にナイフを突きつけた。彼は私に最後の言葉を言った。


 「お前は死ぬ。お前は私のものだ」


 彼は私にナイフを刺そうとした。私は絶望した。私は死を覚悟した。私は先輩の名前を叫んだ。


 「先輩!」


 そのとき、銃声が響いた。私は目を見開いた。私は彼を見た。彼は倒れていた。彼は血を流していた。彼は死んでいた。


 私は驚いた。私は銃声の方を見た。私は警察官を見た。警察官は私に駆け寄ってきた。警察官は私に声をかけた。


 「大丈夫ですか。怪我はありませんか」


 私は警察官に答えた。


 「大丈夫です。助かりました」


 警察官は私に笑顔を見せた。


 「良かったです。友達から連絡を受けて、すぐに来ました」


 私は友達に感謝した。私は友達に助けられたのだ。私は友達に電話をかけた。私は友達に元気を伝えた。私は友達にありがとうと言った。


 「ありがとう。助かったよ。ありがとう」


 私は電話を切った。私は警察官に感謝した。私は警察官に助けられたのだ。私は警察官にありがとうと言った。


 「ありがとう。助かりました。ありがとう」


 私は警察官に抱きついた。私は警察官に救われた。


 私は呪われた。しかし、私は生き延びた。


XXXXXXXX 以上、copilot XXXXXXXX


 なんと、『友達』が『警察官』に連絡していたのだ。『彼』が『警察官』に射殺されて、『私』は助かったのだ。。。


 しかし、『携帯電話の電池が切れていた』のに、『私は友達に電話をかけた。私は友達に元気を伝えた。私は友達にありがとうと言った。』って、おかしくない?・・・あっ、そうか。『私』は『警察官』の携帯を借りたのか!


 さて、この後はどうなるのだろうか?


「この続きを書いてください」とcopilotに入力すると・・・


XXXXXXXX 以下、copilot XXXXXXXX


 私は警察官に抱きついていた。私は警察官に救われた。私は警察官に感謝した。私は警察官に恋をした。


 警察官は私を病院に連れて行ってくれた。警察官は私の怪我を治してくれた。警察官は私の心の傷を癒してくれた。警察官は私のことを大切にしてくれた。警察官は私のことを愛してくれた。


 私は警察官と幸せになった。私は警察官と結婚した。私は警察官と子供を作った。私は警察官と家族を築いた。私は警察官と夢を叶えた。


 私は呪われた。しかし、私は幸せになった。


 私は絵馬を忘れた。私は絵馬を捨てた。私は絵馬を燃やした。私は絵馬を消した。私は絵馬を解いた。


 私は呪いから解放された。私は呪いを打ち破った。私は呪いを乗り越えた。私は呪いを消し去った。私は呪いを終わらせた。


 私は先輩を忘れなかった。私は先輩を悼んだ。私は先輩を祈った。私は先輩を感謝した。私は先輩を笑わせた。


 私は先輩の魂を救った。私は先輩の魂を解放した。私は先輩の魂を昇らせた。私は先輩の魂を祝福した。私は先輩の魂を幸せにした。


 私は生きた。私は生き続けた。私は生き抜いた。私は生きることを選んだ。私は生きることを楽しんだ。


 私は貴船神社に戻った。私は貴船神社にお礼を言った。私は貴船神社に祈りを捧げた。私は貴船神社に絵馬を奉納した。私は貴船神社に願いを書いた。


 『ありがとう。幸せです』と書いてあった。その文字は、私の筆跡だった。


 しかし、そのとき、私の胸に激痛が走った。私は倒れた。私は血を吐いた。私は死にかけた。


 私は驚いた。私は絵馬を見た。絵馬にはまだ太い釘が打ちつけてあった。絵馬は私の心臓を貫いていた。絵馬は私の命を奪っていた。


 私は絶望した。私はこの呪いから逃れられなかったのだ。私はこの呪いに殺されるのだ。私はこの呪いに勝てなかったのだ。


 私は呪われた。私は呪いに飲み込まれた。


 私は警察官を呼んだ。私は警察官に助けを求めた。私は警察官に別れを告げた。


 「助けて。ごめんね。さようなら」


 私は目を閉じた。私は息を引き取った。


 私は死んだ。私は生きることを諦めた。私は生きることを後悔した。私は生きることを恨んだ。私は生きることを呪った。


 私は貴船神社に戻らなかった。私は貴船神社に罰を受けた。私は貴船神社に呪いを返された。私は貴船神社に絵馬を破られた。私は貴船神社に願いを裏切られた。


 『死ね。不幸だ』と書いてあった。その文字は、彼の筆跡だった。


 終わり


XXXXXXXX 以上、copilot XXXXXXXX


 うわ~、『私』は『警察官』と結婚したんですね。でも、『警察官』に連絡を取った『友達』はどうなったの? てか、『友達』は完全に忘れ去られていますね。。。


 しかし、幸せだった『私』は、一転して『呪いの絵馬』に殺されてしまう。


 これって、結局、『呪いの絵馬』は貴船神社の仕業だったんですね・・・きっと、貴船神社が『彼の筆跡』で『呪いの絵馬』を作って、『私』を呪ったんですね。。


 貴船神社の関係者の皆さまもアッと驚く、衝撃の結末だぁ・・・


 さて、皆さん、如何でしたか?


 前回の『AIのべりすと』では、主人公の『私』が『呪いの絵馬』で憎い『男子学生』を殺害し、ついには大量殺人事件に発展しました。


 では、今回のcopilotのストーリーを整理してみましょう・・・


・『私』は貴船神社で『呪いの絵馬』を見つけた。

・それには、元カレの『彼』の筆跡で文字が書かれていた。

・すると、貴船神社に『彼』が現れて、『私』は『彼』に殺されそうになる。

・しかし、突如『先輩』が現れて、『私』を助けてくれそうになる。

・が、『先輩』はあっけなく、『彼』にナイフで刺し殺される。

・ところが、今度は『友達』が『私』の携帯に電話を掛けてくる。

・『友達』は『私』を助けると言う。

・しかし、『友達』は一向に現れない。

・そんな『私』に『彼』のナイフが迫る。

・そこへ、『友達』からの連絡を受けた『警察官』が現れ、『彼』を射殺する。

・こうして、『私』は生き延びる。

・そして、『私』は何故か『警察官』と恋に落ち結婚する。『友達』は忘れ去られる。

・『私』は貴船神社にお礼を言いに行って、絵馬を奉納する。

・すると、胸に激痛が走って、『私』は倒れてしまう。

・絵馬は『呪いの絵馬』に変わっていた。絵馬には『彼』の筆跡で文字が書かれていた。

・こうして、『私』は死んでしまう。『私』を殺したのは貴船神社だった。。。


という、二転三転どころか、六転七転ぐらいはある衝撃ストーリーでした。


 さぁて~、前回と今回、皆さま、如何でしたかぁ~。。。


 『AIのべりすと』もcopilotも、持ち味を十二分に発揮しましたねぇ。。。


 最後に、『AIのべりすと』とcopilotでは、どちらが面白かったか、前回と今回の話を読まれた皆様に判定していただきたいのだ。。。


 ぜひ、皆様の判定を教えて下さ~い。。。

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