135 8月9日(火) パンツが合わないのよ
アホバカ妻がボクに言った。
「パンツが合わないのよ」
ボクはアホバカ妻を見た。
アホバカ妻は、ズボンのことをパンツとは言わない。だから、この場合のパンツというのはズボンのパンツではなくて、下着のパンツ、つまりパンティのことですね。
しっかし、パンティが合わないんだって!
最近、アホバカ妻は太ったのかもしれない・・・
アホバカ妻は暑いのが苦手だ。このところの連日の猛暑で、家でゴロゴロしている。だから、太ったのだ。
アホバカ妻が重ねて言った。
「だからね・・・パンツが合わないので、ワクの方から押さえていくのよ」
ボクは思った。ワク?・・・ああ、枠ね。
パンティの枠って、パンティの端のことですね。パンティがお尻に入らないので、パンティの端の方からお尻のお肉をパンティの中に押し込めているというわけか!
しっかし・・とボクは再び思うのだ。
いくら夫婦でも、女性(妻)がパンティが入らないなんてことを、男性(夫)に言うだろうか?
こんなことを平気で言うようになったら、女性を捨ててるようなものではないだろうか? よく『女を捨てる』なんて表現がネットなんかに出ているが、アホバカ妻もついに『女を捨てた』ということになったのだろうか?
さすがに、ボクはアホバカ妻に注意したのだ。
「君ねえ。いくらなんでも・・・女性なんだから、『パンツが合わない』とか『ワクの方から押さえていく』なんてことを言ってはいけないよ」
アホバカ妻はきょとんとした顔でボクを見た。
「はあ~、何を言ってるの?・・・私が言ってるのは、『パンツ』じゃなくて『パーツ』のことよ」
「えっ、パーツ?・・・」
「そう、ジグソーパズルの『パーツ』・・・」
「あぁ、パーツね」
それですべて分かりました。
アホバカ妻は最近ジグソーパズルにハマっているのだ。次々と新しいのを買ってきては、一日中取り組んでいる。
「パンツが合わないのよ」は「パーツが合わないのよ」だった。ジグソーパズルのパーツがうまく
「パンツが合わないので、ワクの方から押さえていくのよ」はパンティの端からお尻のお肉を入れていくのではなくて、「パーツが合わないので、枠の方から押さえていくのよ」・・・つまり、ジグソーパズルの枠の方から、パーツを埋めていくということだった。
猛暑の日のアホバカ夫婦の会話でした・・
こんな会話をお知らせできたことが、今日のよかったことだけど・・・
こんな話を聞いても仕方がありませんね! ごめんなさい。ボクも暑さでどうかしてますな・・・<(_ _)>
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