67 6月25日(土) 年下女性からの相談

 女性の皆様のご意見をぜひ聞かせて欲しんだ。


 こう書くと、女性の皆様の声が聞こえるよ。


 「わ~。また、アホバカ作家がいやらしい質問に答えさせようとしてるぅぅ」

 「返事をしたらダメよ。無視よ。無視するのよ」

 ってね。


 でも残念でした。今回はいつもの女子トイレや『お風呂でおしっこ』の話じゃないよ。


 そんなお下品な話じゃなくて・・もっと高尚な話です。


 で、皆様にこういう相談をできたことが、今日のよかったことかな。


 まあ、聞いてください。こういう話です。

 

********


 時おり、年下の女性から相談を受ける。

 

 相談っていっても恋愛の相談じゃあないよ。僕は自分でも、女性ひとの恋の相談を受けるがらだなんて、これっぽちも思っていない。


 仕事の相談ばっかりだ。


 「今の仕事で悩んでいるので話を聞いてもらえないか」っていう相談が多い。あるいは「仕事で失敗ばかりしているんで、どうしたらいいんだろうか?」という相談もあるよ。


 そんなとき、僕は彼女たちが悩んでいることに対して「そんなのは悩むほどのことじゃないよ」とか「そんなことは悩んでも仕方がないよ」といった否定をしないようにしてるんだ。だって、悩んでいることの中には本人にしか分からないことが一杯あって、他人が『その悩みを評価する』なんてことはできないと思っているからね。


 だから、僕は悩みの相談を受けたときには、まず彼女たちの話を聞いて「うん、そうだね。それは辛いよね」って受け止めることから始めているんだ。そうしてね、「でも、あなたにはこんないいところがあると思うよ。そんな辛いことがあっても、その『あなたのいいところ』を伸ばしていけばいいんじゃないかな」ってアドバイスするようにしているんだ。


 その『あなたのいいところ』というのは適当に言ってるわけじゃあないよ。僕から彼女たちを見て「あなたにはこんないいところがある」と本当に僕が思うところを取り上げるんだ。


 例えば「自分は仕事で失敗ばかりしているが、この仕事に向いていないんじゃないだろうか?」という相談を受けたときは、僕は彼女にこんな答えを返したんだ。


 「でもね。あなたには、僕から見て、すごく物事を冷静に分析する能力があると思うんだ。だから、その分析力を活かして、今の仕事のシステムややり方を改善することを考えたらどうかな? そうして、考えたことを上司に提案していけばいいんじゃないかな」


 こう言うと、ほとんどの女性は顔を輝かせて僕にこう言うんだ。


 「えぇぇ~。分析力があるなんて言われたことは初めてです。うれしい~。分かりました。言われたようにやってみます」


 僕は彼女が納得して喜んでくれて、本当にうれしい気持ちになるんだ。


 でもね。それからしばらくして、ほとんどの女性が僕にこう言ってくるんだ。


 「あなたは噓つきだ。あなたの言うようにやっていたけど、今日、自分は仕事でまた失敗をしてしまった。もう、あなたの言うことなんか信用しない」


 僕は「いや、僕はあなたが失敗しない方法を言ったんじゃないんだ。あなたが失敗しても、その一方であなたにはこんないいところがあるから、いいところを伸ばしていったらいいんじゃないかということを言ったんだよ。だから、あなたは失敗してもいいんだよ」と説明するんだ。


 しかし、彼女はもう僕の話なんか聞いてくれない。そして「もう、あなたとは話もしたくない」と言って、それ以降は僕と話もしてくれなくなってしまうんだ。


 冒頭に『時おり、年下の女性から相談を受ける』と書いたが、実はその相談は多くのケースでこういう終わり方をしているんだよ。


 こういうことが続くと、僕も考え込んでしまうわけだ。年下の女性から相談を受けたときに、彼女に何を返答すればいいのかなってね・・


 そこで僕は思うのだ・・彼女たちは僕に相談を持ち掛けてくるけれど、彼女たちはその相談を解決しようとしているのではないのじゃないかなって・・


 よく、男性は問題を解決しようとするけれど、女性は解決ではなくて、問題に対する共感を得ようとするって言うじゃない。


 それで、彼女たちは共感を得ようとして僕に相談してくるんじゃないかなあと思ったわけだ。


 この日記に何度も書いているように、僕は女性的で、女性から女子として扱われている。これには皆様から「違うよ」っていうご意見もいただいているけど、ここではね、『女性から女子として扱われている』として考えてみたいんだ。


 ひょっとしたら、年下の彼女たちは僕を女子と見て相談をしてきてるのかもしれない。そうすると、彼女たちは僕に女子としての答え、つまり彼女たちに共感する返答を求めているんじゃないかな?


 それなのに、僕が問題を共感ではなくて、解決しようとして返答するので・・最初は彼女たちも僕の返事を受け入れるが・・なんか、おかしくなって・・「もう、あなたの言うことなんか信用しない」と言って、それ以降は僕と話もしてくれなくなってしまうのかなあ?


 こういう年下の女性たちの応対なんだけど・・彼女たちが何を期待して、僕に相談してくるのか・・僕は正直よく分からなくなってしまったのだ。


 貴女はどう思う?


 僕はこういった相談を受けたときに、どう返答すればいいのかな?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る