46 6月4日(土) キャッチコピーが楽しいぞ

 パソコンの画面を見ていた妻が吹き出した。


 「プッ・・『京都・・そこは妖怪が住む処』ですって・・あはははは」


 ボクはちょっぴりふくれる。


 「いいじゃないの・・そういう話なんだから・・」


 妻が見ているのはカクヨムのボクのページだ。


 ボクの駄作の一つに『轆轤首の宿』という話がある。そのキャッチコピーが『京都・・そこは妖怪が住む処』なのだ。妻の前を見ると、パソコンの画面にそのキャッチコピーがオレンジ色で表示されていた。


 妻が言った。


 「こんなの、読む人がいるの?」


 ボクはまたふくれる。


 「いるんだよ。毎日、読んでくださる人がいるんだよ。だから、毎日、欠かさず更新をしてるんだよ」


 妻は鼻で笑った。


 「ふ~ん。お下品ヒンの作品を読む人もいるのねえ・・」


 『お下品ヒン』とはボクのことだ。妻はボクの『轆轤首の宿』という作品にはそれ以上興味はなさそうだった。パソコンの電源を切ると、テレビに眼をやった。好きな韓国ドラマが始まったのだ。


 よ~し・・とボクは拳を天高く突き上げたのだ。


 そして、思ったのだ。面白い新作を書いて、妻を見返してやるぞ~。新作のモデルはもちろん妻だ。


 新作のキャッチコピーだけが決まっている。それは次のようなものだ。〇〇はボクたちの住む街の名前だよ。


 『〇〇・・そこはお下品妻が住む処』


 『お下品妻』とはもちろん妻のことだ。しかし、・・・


 お下品妻?・・これじゃあ、エロ小説みたいだなあ? やっぱり変えよう。


 『〇〇・・そこはお下品オババが住む処』


 お下品オババ?・・もっとエロ小説みたいになっちゃった。変えよう。


 『〇〇・・そこは妖怪妻が住む処』


 妖怪妻?・・なんかテレビで、よく似た名前の2時間ドラマをやってたなあ? もう一度変えよう。


 『〇〇・・そこは妖怪オババが住む処』


 妖怪オババ?・・これはカクヨムに一杯いるなあ。


『カクヨム・・そこは妖怪オババたちが住む処』なんちゃって・・・


 (*'Ι')ノツ)゚ロ゚)パパパパパーン  ひぃぃぃ・・・


 ま、間違えました。


 『カクヨム・・そこは妖艶美女作家のお姉さまたちが住む処』


 はい。その通りです。


 ・・・・・


 『〇〇・・そこはお下品夫婦が住む処』


 やっぱり、これに落ち着いちゃったぁぁぁ・・


 しかし、この『〇〇・・そこは△△が住む処』というキャッチコピーは、〇〇と△△を変えていくと結構楽しめますね。。。


 これを見つけたことが、今日の「よかったこと」。


 皆様も〇〇と△△を変えて楽しんでみてください。結構、おもしろいよ・・・


 『轆轤首の宿』のURLだよ。駄作だけど、よかったら覗いてみてね・・・

 

 https://kakuyomu.jp/works/16816927860875038779

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