23話 母の隷属願望
★ママコ視点
眠ってしまっているちゃーちゃんの頭をわたしは撫でる。
ベッドの上で苦悶の表情を浮かべる彼は、見ていて辛そうであった。可哀想に、本当に辛いことがあったのだろう。
わたしは隣で横になるちゃーちゃんを抱きしめて髪の毛を撫でる。
眠っているからか、無意識に、わたしの体をぎゅっと撫でてきた。きゅん、と下腹部がうずき、子宮が、息子の子だねをほしがる。
けれどわたしは……我慢する。本当は、食べてしまいたくて、しょうがないけど、今は我慢だ。
ちゃーちゃんはどういうわけか、女の子を次々と無自覚に、襲っているらしい。若さ故の暴走なのか、それとも、何か別のものなのか。
それはわからないし、どうでもいい。重要なのは、ちゃーちゃんが悩みを打ち明けてくれたこと。弱い部分を、見せてくれたこと……。
それが、うれしかった。
「ふふ……♡ いいのよちゃーちゃん、いーっぱい、わたしに甘えて♡ わたしにすがって……もう、わたしなしじゃ居られないくらい、溺れていって……♡」
ちゃーちゃんは、とてもよくできた息子である。昔からわたしや家族に迷惑をかけないよう、自分のことは自分でやっていた。
それは……わたしにとっては不満だった。だってせっかく可愛い息子ができたのだ。いっぱいいっぱい、甘やかして、駄目人間にして、ずぅっとそばで甘やかせてあげたいと思っていたのに……。
彼は家を出て行くと言ったとき、わたしは胸が張り裂けそうだった。去年、わたしはまともじゃ無い状態だった。
本当に信じられないことだが、ちゃーちゃん以外の男を愛していたのである。わたしを無理矢理孕ませたゴミと同じ、
一年経ち、目が覚めて、わたしは真っ先にちゃーちゃんに謝罪した。あの子のことを冷たい態度を取ってしまったことを、心から、謝罪した。
すると彼はあっさり許してくれた。……わたしはその瞬間、決めた。わたしは彼の奴隷となろうと。
そう……奴隷だ。性奴隷で構わない。わたしは彼にとっての安易な性処理の道具で全然良いのだ。
わたしが彼を思う気持ちと、彼がわたしを思う気持ちは、イコールである必要は無い。
わたしはもちろんちゃーちゃんを世界一愛しているし、甘やかせたいと思っている。
でも彼もまた同じように、わたしにたいして愛情を向けている必要は無い。わたしは性処理の道具で良い。そうであっても何も問題ない。
むしろ、息子に隷属できることに、喜びすら覚える。彼に仕えることが無上の喜びだし、彼がわたしを求めてくれると……それだけで絶頂する。
今日なんて、もうショーツがぐしょぬれだった。わたしに弱い部分を見せて抱きしめたときは、何度も連続して絶頂したくらいだ。
もっと、いいよと言う気持ちをぐっと我慢した。
ちゃーちゃんはようやく、隙を見せたのだ。焦りは禁物。もっともっとわたしに甘えて、頼って、そして……わたしを性の奴隷として
、手放せない状態にして欲しい。
わたしは彼のそばにいて、彼の青い欲望を全部叶えてあげたい。その暴走する欲望のはけ口になりたい。
でも……一度出してスッキリするくらいの関係じゃ、駄目だ。もっともっと……魂レベルで、わたしを手放したくないと思うくらい、彼を落としてあげないと。
「ちゃーちゃん……好きよ。愛してる……♡」
だから、だからもっと……わたしを求めて。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~★××××視点
いやぁ、いいねいいね。最高だね!
チャラオくんちょーいいかんじだよぉ!
きゃはっ♡ そうそう、もっともっと女とやってやってやりまくってくれよ!
このゲーム……俺なじさぁ、いいよね。女子の顔のレベル高いし、体も最高じゃん?
だからさぁ、エロゲーにすればもっともっとユーザーが増えるって思ってたんだよねえ。
でも????のやつらの、頭の固いこと固いこと。
エロなんて言語道断? 健全な恋愛を?
うるせえ。いいじゃねえかよ、娯楽なんだし。
エロエロ上等!
もっともぉっと、チャラオくんには暴走して貰わないと!
俺なじをギャルゲーじゃなくて、エロゲーにしてやる!
それが……目的さ。
さて……うちの
良い感じにチャラオくんをエロゲー主人公に導いてくれてるね。うんうん、優秀。
この調子で残りのヒロインも頼むよ。
もっと彼を堕落させて、この
君にかかってるんだから。期待してるよ。
この世界のくだらない
エロくて楽しくて、エロエロな
がんばってくれたまえよ、ーーーーくん。
【ハーレムエンド・B、Cクリア】
【マイ、フウキがハーレムに加わりました】
【称号『義妹から恋人へ』『先輩から恋人へ』を手に入れました】
【称号『エロゲー主人公』が『ハーレムエロゲー主人公』に進化しました】
【ユニークスキル『
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【★読者の皆様へ】
これにて2章終了です。
3章に続きます。
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