応援コメント

北海道産ムラサキ雲丹/山口静花 への簡単な感想」への応援コメント

  • ご感想ありがとうございます。山口静花です。
    そうかあー!西北西かあ、正直物語性があるわけでもないし、どの方角に分類されるのかな、とわくわく半分、不安半分で待っていたところでした。
    本作はフィンディルさんの仰る通り「鮨の描写をしたい、食レポ描写をしたい」を出発点にした作品です。
    そこにわたしなりの「粋な振る舞い、あるいは飲み方」を探求したような作品になっています。
    応急処置の夜、というのが実によく言い得ているな、と大変感動いたしました。確かに、この主人公はあくまで応急処置的に、その鮨屋に赴いています。
    食レポの分業感は言われてみて、ほえーと納得しました。確かに、確かにそうだ!わたしの感覚としてはレンズの焦点を合わせるようなもので、鮨の描写と、主人公の言動に、交差点がないんですよね。なかったんです。よくよく考えてみたらそこを掛け合わせればもっとより良くなったのかも、と可能性を見ることができですごくありがたい指摘でした。
    同時に「食レポ描写は真っ当に美しくて真っ当に美味しそう」と言っていただけたことがすごくうれしかった。それが伝わったのなら十分だとすら思うくらいに。

    とても面白い企画をありがとうございました!
    まだまだ期間もありますし伸びてほしいですね〜
    他の方の作品も読みに行ってみます!

    作者からの返信

    本作の西北西判断は、そんなに悩みませんでしたね。鮨描写のあり方で真西かな西北西かなという感じではありましたが、山口さんのベースの西っぷりが良く出ている作品だと思います。逆に東っぽさは一切なかったです。

    食レポ描写って同じ味を描写するであっても、読者に「この食事、美味しそうだなあ」と思わせるか「この人、美味しいと感じてるんだろうなあ」と思わせるかであり方が全く変わってくるような気がします。
    本作は前者だったのですが、私としては後者のほうが本作には合ってるんじゃないかなと思います。

    「食レポ描写は真っ当に美しくて真っ当に美味しそう」でしたよ。そこはオレンジ11さんが感激されていたように、ウニとか美味しそうでした。

    他の方の作品を読んでくださるの嬉しいです!