応援コメント

南十字に血を捧ぐ/佐古間 への簡単な感想」への応援コメント

  • 感想ありがとうございます。

    個人的に懸念していた箇所をズバリご指摘いただいて、やはり伝わってしまうものだな、と感じました。
    配分に関してはおっしゃる通りで、吸血病の説明パートは本来もっと削らなければならない部分でした。
    情報の取捨選択が上手くできなかったのは技量の足りない部分だなと感じています。

    『「ミモザの心情」ではなく「吸血病に罹った者の心情」』に関してですが、言い得て妙だと思っておりまして。
    私個人としては「ミモザ」という個の感情を書くことを目標としましたが、作中「ミモザ」と言う個を出すことを極端に削っておりました(そのため、一人称ですが地の文での「私」「僕」等の主語を排除しており、「ミモザ」のセリフがありません)。
    なので、おっしゃる通りこれは「ミモザ」でなくとも成立します。それ自体は「個」を削った時点で想定していた読み方なので、その通りかと存じます。
    視点主の「個」を削った理由としては、「そうなったから」としか言いようがないのですが、最初に「ミモザの心情」を書くと据えたのならば、しっかりと「ミモザ」というキャラクターを作中で確立すべきでした。
    その辺りで書きながらフラフラしてしまったので、中途半端になってしまったのだな、と感じました。

    文化差に関してはその通りですね!
    吸血病→吸血鬼、になります。本当は現代の吸血鬼的なミステリーにしようかと思ってたんですが、絶対に収まらないので止めました……これこそ余談ですね。

    フィンディル様は軽い気持ちで、とおっしゃられていますが、ためになる部分ばかりで、改めて自分の苦手を見つめなおすことが出来ました。
    頂いたお言葉を胸に精進したいと思います。
    長々失礼いたしました。

    作者からの返信

    『「ミモザの心情」ではなく「吸血病に罹った者の心情」』については作品の方角を考えるときの見方なので、本作の品質が中途半端なのかについてまで言及したものではありません。
    もちろん創作をするときに留意しておくと便利ですけど、ことさらに本作がどうであるというものではないので、そこまで反省するようなことではないと思います。
    「本作は北北西だと思いますよ」と言いたいがために持ちだした話でした。面白い面白くないということではなく。

    設定説明への文字数を費やし方については、詰められるところなのかなと思います。要は作者の脳内にある設定あれこれをどこまで作中で語るのか、ということですね。
    ちょっと「良い感じに設定まとまったからプレゼンしよ」みたいな気持ちが透けてたように思います。
    それが伏線なりギミックで活きてくるエンタメ真北なら必要な種蒔きなんですけど、西の香りある人物描写に焦点をあてるなら読者に疑問点ないくらいに説明できてたらそれでOKなので。そのあたりのバランス感覚なのかな、と思います。もっと西なら、説明ない疑問点を魅力に変換する趣もあるでしょうし。