応援コメント

2章:夏祭 第6話」への応援コメント

  • あらぁ……あらあら。

    この二人のやりとり、とても素敵ですね。

    千早さんがいるときとは全く違う、でも相手の好意の向かう先をちゃんと気遣う大人のやり取りにグッときます。


    抜粋で恐縮ですが、胸に来た一文を述べさせてください。



    しかし同じ“船乗り”としてふたりは感じ入るものがあった。こんな夜にちいさな船ひとつで、漁へ出かけてゆく海の民へ敬意を表し、海へむかって杯を掲げて飲み干した。

    ここ、とても好きです。船乗りだからこそ、それも二人とも分かっているからこそ描ける素敵なシーンです。

    夜の海って、本当に怖いんですよね。真っ暗で、底も見えなくて、先も見えなくて、ただただ足下に広がる広大な黒い海……

    それを知ってるからこそ、『こんな夜にちいさな船ひとつで』と二人がしみじみ分かり合いながら交わす杯。とても染み入ります。



     「お上はそりゃァ大事さ。だが、こういう守り甲斐のある場所があるから、おれたちは戦えているのだとおもうぞ」

    ここもとても好きです。
    『お国のため!』と言うより、彼ら一人一人の将兵が大切にしている故郷のある風景、ふるさとで待つ誰か……

    それぞれが胸中に抱く、大切なモノを持つのが見れる、とても良い言葉です……

    作者からの返信

    コメント下さり、ありがとうございます(*´Д`)

    海の男として、漁師と軍人ではあるけども海を相手にしてる点では通じ合うものがあるかなと思って書きました。嬉しいです(*´ω`*)

    何というか、よくある
    「お国のため」
    っていうやつ。

    自虐史観でさんざ言われて刷り込まれてきたのもあり、おら好きじゃないんですよねえ。

    あと、やっぱり国の根底は“人”ありきだと思うので、人間の原動力として行き着くのは、家族だったり、生まれ育った故郷だったり、友人や恋人だったりすると思うんです。

    それでも、軍人にはやらざるを得ない任務に押されて動かなきゃならない時もあるので、その苦悩とかも、ちゃんと描きたいと思ってます。