第四話だ!!あいつとの話をするぜ!!
多分脱字と誤字といろいろミスがあるけど、気にしない!!後で修正する!!(言われるまでしないやつ
##
気が付くと八月中旬になった。
「よし、終わった!洋!ゲーセン行こうぜ!!」
「あ、うん、もう少し待って。僕はまだ終わってないよ」
ワカメ陰キャ改めて
ちなみにようはあだ名だ。俺がつけた。呼びやすいし。
「なんだよ、遅いなお前、どれどれ」
意気投合した理由はいろいろある。その中の一つはこいつの学力が俺と一緒、いや、たぶんちょい下ぐらいだからだ。
「あー、これな。これはだなーーー」
我ながら低俗な理由だとは思うが、やっとこの獅子の群れの中に
「ありがとう、助かったよ」
「いいってことよ、その代わりに明日の実技補習は俺に付き合えよな」
「そりゃもちろんだとも」
その代わりなんだが、洋は実践面において俺より少し上ぐらいだ。だからその分洋は自分が見下される感じもせず俺も洋に卑下にされる心配はない。
つまるところ弱いもの同士の傷の舐め合いになるかもしれないが、同じ境遇にいるものしか分かり合えない悩みってものもある。
「しかしだるいよな明日の実技」
「まあ、わかるよ。魔法陣はなんど書いても疲れるからね」
「もっと効率のいい方法もあるのにな。基本が大事なのはわかるけど、そこまで徹底してると逆にストレスになるからな」
「わかる」
魔法を使う度に誰が好き好んであんな複雑でぐにょぐにょのルーン文字を使うのか、理解に苦しむ。
「でも頑張ろう。これ終わったら魔法陣構造とはおさらばになるし、終わった後案外寂しく感じるかもよ」
「寂しく感じるかどうかはわからんが、まあ頑張るよ」
自分の負の感情を、弱音を聞いてくれる相手がいるだけでこんなにも楽になるのかと、この時俺は初めて実感した。
「で、今日はどうする?またメイメイやる?」
「いや、デスティニーグランオーダーのイベントがあるからそっちやる」
「へ~、んじゃ俺もやろう」
「それなら一緒にイベント周回する?」
「いいね、そうしよう。丁度新キャラの素材になるしな」
「え?また出たの?何連?」
「10連」
「まじ?僕はもう百連目でまだ出てないのに?」
「悪いな。俺は生まれたときからこういうのに運があるんだわ」
「は?自慢?魔法実技は雑魚の癖にお遊戯は得意自慢?」
「は?おめーこそ金はあるくせにお勉強が下手っぴのはなんなん?やっぱお坊ちゃまは頭悪いのがテンプレか?」
「は?」
「あん?」
「そっちがその気ならいいよ。ならメイメイで勝負だ!!」
「望むところだ!今日こそ誰が上かはっきりさせてやらぁ!!」
とまあ、下らないことで喧嘩する程の仲に俺たちはなっていた。
野郎二人ではしゃぐのはなんか臭いとは思うが、楽しいからいいだろう。それにこいつはなんだかんだ言って他のやつでは絶対に来ないゲーセンやカラオケといった青春にとって定番な遊びにも付き合ってくれる。
恐らくいつの間にか、俺はこいつのことを『親友』と思ったのだろう。
☆
と、夏休み中にそんなことがあったぜ!どうも回想から帰ってきた木霊凜だ!!
ん?キャラが違うって?まだまだだなワットソン君!本物の俺はこっちだ!!あれは、そうだな、他の誰かが勝手に俺視点になって語っていたものだ!!決して普段の俺がああで、変にハイテンションになって本当の自分を隠すのが今の俺というわけじゃない!!わかったな!?
そしてわかったところで、話を戻すぜ。
まだ何故か俺がイライラ通り越して激おこぷんぷん丸になってるかについて話してないのよな!実はこれにもなが〜い長い回想があるが、これ以上回想に入ったら死ぬぜ!!作者が!!
まあ、いつまで話しても本題の入口が一ミリも見えてこないから、ここからは噛み砕いて、ミキサーに粉々にして話していくぜ!!
あれは八月下旬だ!!急に洋のやつが俺の誘いを断って、どっか行った。年中暇な俺は奴の行動が気になって尾行したのだ!!何故なら奴以外に俺には友達がいないからな!!しくしくぅ!!!
で、気になるやつだが、なんと俺を抜いて女の子と密会してやがった!!
俺は貴重な夏休みをお前とホモホモしい一ページにしたのにてめーは女と思い出を作ろうってか!?許せん!なんか回想でこういうのもいいとか何とか言ってたけど、やっぱり俺も彼女が欲しい!!出来ればハーレムが欲しいのだ!!
と言うわけで俺に隠して女の子に会いに行くような裏切り者は無視してその日俺はゲーセンにあるソシャゲのアーケード版の新キャラを全部回して、ついでに奴がはまってるソシャゲもその日で初めて、全URキャラ回した。俺の得意である豪運を舐めるな!!小学校はじゃんけん王って呼ばれて先生を泣かしたこともあるんだぞ!!
クククク。。。フゥハハハ↑!!!!今からやつの怒りと絶望に満ちた顔が楽しみだぜ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます