ジョブ・ハンティング

薬売り

ジョブ・ハンティング

学生「私は学生時代、株についての勉強し、実際に株取引を行っておりました」


面接官A「なるほど!すごいですね、弊社の株も保有していただいてるんですか?」


学生「はい!御社の株も保有しております」


面接官B「そうですか、入社希望者であり、株主でもあるということですね。弊社の株を保有していただいている理由は何ですか?」


学生「なにより、企業のビジョンに将来性が感じられることです。例えば・・・」



                 面接後


面接官A「いやー、素晴らしい経歴の持ち主でしたね。即採用してもいいんじゃないでしょうか?」


面接官B「彼の経歴は恐らく嘘だろうね。嘘じゃないにしても株取引のセンスはないよ」


面接官A「えっ、いったいなぜそんなことが分かるんですか」


面接官B「今にわかるよ」



1か月後、その会社は経営悪化により倒産した。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ジョブ・ハンティング 薬売り @Kusuriuri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ