日本橋サイド・紹介編
Side 木里 翔太郎
天王寺家との決戦前に大阪日本橋サイドのメンバーとの交流会となった。
大阪日本橋のチームもやはりと言うかオタク率が高い。
藤崎 シノブ
安藤 マキ
工藤 怜治
羽崎 トウマ
藤波 リカ
青葉 サキ
ジェイミー・ゴードン
ミユキ・スターシャイン
などなど、他にも戦闘要員のメンバーがいて人材豊富だ。
使用するパワーローダーも自分達と勝るとも劣らないぐらいに豪華である。
「美女揃いね」
「ああ」
サエが不機嫌そうに言う。
その視線は爆乳美女に向けられていた。
「嫉妬するぐらいは許して――後で帳尻合わせするから」
「分かった。いい女だよ、サエは」
俺は照れながら言う。
サエも顔を真っ赤にしていた。
☆
Side 藤崎 シノブ
谷村さんの主導で開かれた交流会。
やはりと言うか、ミユキ・スターシャインさんの120cm越えの爆乳に皆目に行ってあちゃーとなっている。
「男ってどうしても好きなのよね、胸の大きくて綺麗な美女が」
はぁとため息をつく安藤 マキ。
呆れたような悟ったようなそんな感じだ。
「まあこれは本人にも慣れて折り合いつけてもらしか無いんとちゃうか」
藤波 リカが交流会の格納庫で屋台を開き、青葉 サキと一緒にたこ焼きを焼きながら言う。
俺は「それもそうだな」とミユキ・スターシャインを見ながら言った。
☆
Side 安藤 マキ
信じて貰えないだろうが私はWEB小説でよくある異世界帰りの勇者だ。
谷村 亮太郎や藤崎 シノブもそうだ。
もう戦前の話である。
その二人とは違い、私は別の世界を救った。
その世界ではパワーローダーではなく、マジックメイルと呼ばれる魔法のパワードスーツ兵器が主流となっている異世界だった。
悲しい事や辛い事も沢山あったけど異世界での出来事は代え難い思い出だ。
同時にその経験があったからこそ私は地球でも戦い抜けた。
谷村さんや藤崎さんだってそうだ。
ちなみに谷村さんはもっとスペシャルで、いわゆる多重転生憑依者――とでもいうべき反則存在で他の平行世界の谷村さんの能力も使えるそうだ。
まあチートと言う奴ね。
だからか彼が自然とリーダーに収まった。
他の候補にも長谷川さんやヘレンさんとかも居たわけだけど彼がそうなったのだ。
実際谷村さんにリーダーとしての能力は十分すぎる程にあった。
現に演説一つで世の中をひっくり返してみせたわけだし。
谷村さんや藤崎君達がいなければ今頃日本はどうなっていた事やら――
☆
Side 工藤 怜治
戦争が始まる前は学校に通いながら大阪日本橋でケンカばっかしてた。
そんな人生を過ごしながら将来って奴を考えていた。
だが戦争が起きた。
日本政府のやり方にもヴァイスハイト帝国のやり方も気に食わなかった。
そんな俺は――自分が思っていた以上に日本橋と、そこに住まう人々が気に入っていたらしく、気が付けば自警団、レジスタンス入りしてた。
浪花姉妹の(*実際の姉妹ではない)、藤波 リカや青葉 サキもそんな流れだった。
生身でのケンカには自信はあるが、生身で完全武装した軍隊を相手するのは無謀だ。
だから鋼鉄の鎧、パワーローダーを身に纏った。
それからより格闘戦に特化したファイティングローダーを身に纏い、今日まで殴る蹴るで戦い続けている。
☆
Side 羽崎 トウマ
(ただのガンプ〇好きなオッサンがこんなところまで来ちゃったか……)
30代のオッサン。
取柄はガンプ〇作りとシュミレーターマシンによるガンプ〇バトルぐらい。
何処にでもいるサブカル好きなオタク。
それが自分だ。
そんな自分は周囲に流されるがままに避難民になり、家族の食い扶持を稼ぐために、大切な人達を守るために谷村君と契約してパワーローダーを身に纏った。
それが思いの外上手く行ってしまった。
気が付けばエース部隊の一員みたいに扱われている。
ただのオッサンなのに。
てか周囲の年齢低すぎない?
戦闘要員十代の少年少女ばっかりとか何かのアニメの見過ぎでなかろうかと思ってしまう。
腕は確か何だろうが、なんか色んな意味で不安だ……
☆
Side ジェイミー・ゴードン
(ただの女子プロレスラーがこんなところまできちゃったわネ……)
私はただの学生で女子プロレスラーだった。
だけど色々なゴタゴタで遅れて日本から逃げ遅れた。
そしてそのまま避難民として最初は生活していた。
日本橋組の人間はそう言う人間が多い。
だがヴァイスハイト帝国や日本政府の横暴なやり方にも付いていけず、なし崩し的にレジスタンス入りしてしまった。
ミユキもそんな一人。
それからはヘレンさんと谷村君が私達のリーダーとなり、今日まで最低限の被害で戦い抜いてこれた。
その事には感謝してるネ。
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