二次創作の背景


 記憶喪失状態であるヴェルグがルートの母であり自身の妻であるユノと出会って恋をするものの、恩人でありどこか放って置けない情緒不安定な金鞠社長を捨てることもできず共依存の関係を続けていくストーリー。

 金鞠社長とヴェルグの薄暗いブロマンス関係が人気を博していたこともあり、今作もその流れを受けつつも最終回付近の「君はもう私の仲間じゃない。放っておいてくれ!」「ああ、たしかにオレはお前の仲間じゃない。お前の友達だ!」という二人のやりとりに浄化されているタイプの二次創作である。

 金鞠社長とヴェルグの場合はどこかじめじめとした閉塞感のあるおにショタ作品が多いものの、記憶を取り戻し幼い身体のままでも明るく生きるシュウヤと金鞠社長の場合はショタおにが主流となりコミカルでほのぼのな作品が多い。

 またシュウヤの妻でありルートの母であるユノとの本編後設定のおねショタも人気の二次創作の一つである。

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