2/14記念SS




 皆さんは2/14と聞いて何の日か分かるだろう。


 え?ごち○さのリ○ちゃんの誕生日?リ○ロのペ○ラちゃんの誕生日?平将門の忌日?ポーランド・ソビエト戦争が開戦?










 違う違う、そんなの一択に決まってるでしょう。そう!ビスマルクの進水日だよ!!常識でしょ!


 という訳で今回は私フルールから見る、ビスマルクの美しさを解説していこうと思う。


 ちなみに、ビスマルクの艦上構造物は私は4番目に好きな形だ。1位大和型、2位リシュリュー級、3位ネルソン級、4位ビスマルク級、5位ヴィットリオ・ヴェネト級だ。(リットリオ級だという説もあるが今回はヴィットリオ・ヴェネト級で統一する)










 まず初めに簡単にビスマルクとはなんぞやって方の為に説明していく。


 ビスマルクはドイツ海軍の戦艦で、ビスマルク級戦艦のネームシップだ。ネームシップとは複数建造された同じ型式の最初に建造された艦船の事だ。艦名はかの有名なドイツの鉄血宰相こと、オットー・フォン・ビスマルクが由来だ。この名前を使うと言うことは当時のドイツの国の威信をかけた存在だったであろう。




 主兵装は380mm連装砲4基8門だ。(副砲対空砲は数が多いので割愛させて頂く)


 速力は30.8ノット(公試時)km/hに換算すると約57km/hだ。参考までに大和は27.46ノット(公試時)km/hだと50.85km/hだ。戦艦で30ノットを超えるのは中々のスピードだ。


 基準排水量は41700トン。基準排水量はなんぞやって人は簡単に言うと船の純粋な重さだ。


 満載排水量は50405トン。満載排水量は燃料は人員食料など、船として必要な物資を全部乗っけた時の重さだ。


 全長250.5m。大和より13.3m短いがこれは世界で3番目に大きい戦艦である。(完成した艦のみ)一番大きいのはアイオワ級戦艦で270.43mだ。






 とまあこんな感じだ。ここからは私のフェチポイントを語っていく。史実の詳しい解説などはありふれているだろうし、調べれば普通に出てくるからね。(これから書くことは全て個人の感想です)




 フェチポイントその1。まずバランスが大変よろしい。(個人の感想です)主砲に対する艦上構造物の形が素晴らしい。特に前部。非常にシンプルにまとまっている点がポイント高い。




 フェチポイントその2。全長と幅の長さの比が約7:1になっていること。アイオワみたいな9:1みたいな横の幅が薄い様なものは芸術に値しません。(個人ry)


やっぱり戦艦は重厚感があるべきです。横に広がり過ぎなければ横に厚くするべきです。まあアイオワみたいな、というかアメリカ戦艦はパナマ運河を超える為に幅が制限されていたのですけどね。故に私はあまりアメリカ戦艦は好きではない。




 フェチポイントその3。ドイツの技術の粋を集めて、尚且つその苦悩を併せ持つこと。


 当時ドイツは第一次世界大戦のせいで国力が衰退していた。その約20年の間で完成させた戦艦としては最高峰の出来だろう。技術的に380cm以上の砲は建造できなかった。時代は400mm越えの戦艦が台頭してきようとしてた。


 ヨーロッパはゴタゴタしていたから、400mm越えはネルソン級のみに留まったが、日米は400mm越え。大和に至っては驚異の460mm。しかし砲の貫通力は400mmを超えているなどの説もある。少ない技術を転用させ、生かし切ったのは賞賛に値することだ






 フェチポイントその4。第二次世界大戦で数少ない戦艦同士の撃ち合いをした事。


 ビスマルクは英国巡洋戦艦フッドを轟沈させている。カタログスペックだけは優秀だった大和とは違い、ちゃんと戦果を残している。(フッドが薄過ぎたとか言うな)戦艦ロドニーなどとも激しい砲戦を行なっており、最終的には沈んでしまったが、2001年に行われた調査では「上部構造物や砲塔などが破壊されてもなお、艦体は強度を保った」などと述べる程、堅牢な防御力を持っていたのだろう。








 これらが私のフェチポイントである。完成されたけど砲戦を交えなかった他の戦艦と違い、しっかり戦果を残している。これは戦艦として立派に仕事を果たした証拠だろう。与えられた仕事を全うする事が私は一番重要だと思う


 時代背景的には戦艦は他国に対する圧力として所持している側面もあったが(現在の核保持の様なもの)、私一個人から言わせて貰えば、やっぱり戦艦は戦艦同士で撃ち合い、華々しく散るのが最も美しいだろう。それこそがロマンであり、私達後世のひとが憧れる起因となる。




 歴史は常に書かれている事が真実ではない。親に怒られない様にやらかした事を隠すのと同じように、歴史もまた隠されて闇に葬られたものもあるだろう。それは勝者が歴史を書くからだ。勝者に都合のいい歴史しか書かれない。そしたら勝者は未来永劫にその偉業を称えられる。


 しかし、ビスマルクは違う。枢軸国の戦艦、連合国に負けた国のことは悪く書くのが普通であろう。史実では海底の底に眠ってしまったが、それでもビスマルクは世界中の人々に愛されている。そう彼女のロマンは現代人の心を熱く動かし続けている。それは歴史を見る面では重要なことである。


 信長が今日でも人気なのは偏にそのカリスマ性やロマンがあったからであろう。歴史に最も必要なのはロマン。こう私は信じている。ロマンがなきゃ飯は食えん。とここにそう記しておこう。










       フルール・ヤマト・ジャポニカ


































 「はいはい、こんなバカなことやってんじゃねぇですぅ!」






 「ヤベ!バレた!それでは皆さん2/14はビスマルクの進水日ですからね。決してお菓子メーカーの陰謀の日ではありません。てかそもそもあれはキリスト教の司祭が処刑された日ですからね。なぁにが恋人にチョコを贈る日だ。そんな奴らは馬の糞でもかけられてしまえ!」








  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る