1年ぶりの体重測定
1年ぶりに体重をはかったら、なんと10キロも減っていた。
筋トレや食事制限などダイエットに取り組んでいたのなら大変喜ばしい数値だが、身に覚えのない(?)体重減少には「うげっ!?」と変な声が出た。
一人暮らしは痩せるというが、それにしても10キロは痩せすぎである。
ここ2ヶ月ぐらい椅子に座っていて「なんか背骨が当たる感じがするなぁ」と思って体重計を買ったところ……まぁ驚いた驚いた。
当たる感じがするなぁではなく、実際に当たっていたのだ。そりゃ痛いに決まっている。
30代に入ってからというもの、なにかと疲れやすい、集中力が続かないと、身体の衰えを密かに悩んでいたのだが――栄養不足――実に単純な話だった。
1年で10キロも体重が減るような生活を送っていれば、あちこちガタがくるわけだ。
体重計を買ったのも、元々は「自分への誕生日プレゼントだぁw」とちょっとしたネタのつもりだった。それがまさかこんな数値を見ることになるとは……。
これはまずい。
生活を根本から見直さないと、本当にまずい。
『ぼんやりと、薄暗くて』も、こうした身体の劣化→心の不健康化がきっかけで始まったのかもしれないと思うと笑えない話である。
孤高の人を目指すのも、ストイックな物書きを目指すのもいいが、僕はもう少し自分の身体や心に気をつかうべきだな、と今夜つくづく思った。
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