第3話-プロローグ編-
ここは魔法が存在する世界。
生活魔法なら誰でも使用可能だが、戦闘用の魔法が使える人間はそこまで多くはない。
よって魔法を溜めた道具。魔道具を一般人はよく使用している。戦闘用魔法が使える人間は大雑把に分けて、3パターンに別れ国に仕える(政治家みたいな立ち位置の)職を選ぶか。国お抱えの騎士団に所属するか。フリー、もしくはグループを作り国のために貢献する職を選ぶか。
ちなみにここ、デルド帝国は
聖女の加護のもと成り立つ国であり、唯一、戦闘魔法が使えなくても安全と言われる国でもあった。
なんでも聖女から溢れ出す聖神力に触れると邪悪なものらは消滅する…とか、しないとか。
デルド帝国は所謂安全圏として、生活する者が多い。その中央都市にはギルド商会が創設され。依頼内容が掲示板には張り出されていたりする。もちろん、一般市民が依頼(クエスト)を受けることは出来ず、
ギルドでまず自身の身分証を作成し、自身のランクに合った依頼しか受けれない。勿論レベルを上げる事は可能で。昇級試験を受けてレベルアップを行っていく。そんな彼等は魔物を倒す仕事だけでなく病に効く薬草や、街の整備、ご年配からの買い物代行、赤子のお守りまで内容は様々である。
ギルドで依頼を請け負う彼らの事を冒険者と呼ぶらしい。ランク付けとしてはSSS、SS、S、A、B、C、D、E、Fとなり。
Fは駆け出し冒険者。
SSSは、国が囲いたい戦力といわれ貴重な存在であり国宝とすら言われている。
ギルドという名の窓口を通した瞬間から、目に見えて分かるランク付けをされ。等しく右手に印を押される。水で洗っても、怪我で皮を擦りむいたとしても消える事はない。
が、レベル上げの試験で受かれば色が変わる。
勿論、自然に変わるのではなくある物体を右手の印に垂らすことで色が変わるのだが…
Fなら白
Eなら黄色
Dなら赤色
Cなら緑色
Bなら青色
Aなら水色
Sなら橙色(オレンジ)
SSなら茶色
SSSなら黒色となる。
誰しもが憧れる…
何色にも染まらない色、それが黒であり。冒険者が目指す目標の色でもある。
■
□
■
右手の印の色を変える物体は大事に保管されている…とか、されていないとか。笑
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます