第41話 かぼちゃとおバケの大騒ぎ 13
「!可愛いです!」
「そ、うか?ありがとう。」
準備を済ませたルイの開口一番がこれで、エレノアは苦笑する。明らかに自分より可愛い者に褒められるとくすぐったい。
「とってもお似合いです!」
「ルイも、良く似合っている。」
「…ありがとうございます。…おかしくはありませんか?」
「おかしくなどあるものか。とても、似合っている。」
自信なさげなルイに微笑む。いつもとは違う装いだが似合っているし可愛い。王子のためというのが気に入らなくはあるが。
「二人の世界。ズルい。」
お互い褒めあっていたら準備を終えてやってきたフレイヤに睨まれた。
「フレイヤ御姉様も素敵です!」
「ありがと、ルイ。」
「それは、魔法使いか?」
「うん。」
王宮魔術師風の衣装。
「似合う、な。」
本当に魔法を使いそうなくらい似合っている。
「褒めても許さない。」
「ふふ、まあ今日は可愛さに免じて許せ。」
「…仕方ない。」
エレノアの冗談にフレイヤは乗る。
「さあ行こうか!」
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