第3話 プログレ
僕は義務教育をふつうに受けてきました。
好きな教科はこれといってなかったですね。絵は描いてましたが、下手の横好きという奴で、二十歳を過ぎてから徐々に描かなくなっていきました。
なので音楽の知識もそこそこあるはずで、英語も普通に勉強してきたはずです。
しかし、僕にはどの曲が何拍子で、誰々の曲の英詩がわかるというくらいのレベルではなく、プログレが誕生し、盛り上がった69年から7〇年代のプログレをその時代が青春だった方たちへ話すと、上手く話せなくなる。
変拍子といっても難しく、いやー変拍子がいいんすよ、あの音がズレる感じが……と話すと、じゃあ何々の曲は何拍子?
と聞かれうまく答えられず、軽く虐げられました。
プログレとの出会いは二十代の頃に、インストがありテクニカルなバンドを探していると、当時働いていた職場の詳しい方に教えてもらったのが始まりです。
その方に教えてもらったのがドリームシアターの、トレインオブソート、というアルバムでした。
曲は十分位のが四、五曲入っていて、メタルとテクニカル、プログレがカッコよく融合した、ヘビーなサウンドにはまってしまいました。
この前は、マリリンマンソンを聴いていましたが、何故にインストでテクニカルなものを好もうとしたのかは、忘れてしまいました。
ボーカルなしでの曲は映画のサントラとか聴いていたので、それで慣れていたんだと思います。
最初に買ったサントラというと、エヴァかマクロスプラスかな……。
真逆といえば真逆ですよね。
マリリン・マンソンがいい意味で粗雑なロックな感じがするのは、ボーカルのマリリン・マンソンの強い個性にあると思うのです。
反対にドリームシアターは、整合性というか、構築的な感じで、ボーカルはハイトーン、十分以上という長い尺はまさに真逆と言えますまいか?
最初聴いた感じはとっつきにくさはありましたが、演奏部のトリッキーかつアクロバティックな感じが、マリリン・マンソンとは違ったわかりやすさがあったのだと思います。
前述の通り知識もなく、好きになる理由なんて何もないはずだったのに、はまってしまったんですね。
僕にはたまたま合ったのかもしれません。
その時はトレインオブソートと、何年後かに発売した、オクタヴァリウムというアルバムを聴いて、以前と違う曲調に一旦聴くのを止めていました。
で、また何年後かに出たドリームシアターのベストアルバムで、ようやく彼らが有名になるきっかけとなる、プルミーアンダーとテイクザタイムを聴き、あの傑作、イメージズアンドワーズを聴くことにしました。
今みたいにパソコンも持ってなかった。携帯でサブスクや、音楽を聴くなんてことはなかった時代で、自力で探していくしかなかったので、順番とかメタルの有名な曲などを、イチから聴いていく感じでもなかったんです。
そこから彼らのアルバムを買い揃え、一枚一枚丹念に聴いてきました。
そこからプログレにはまっていったんですね。
プログレが生まれたのが69年のキングクリムゾンからだったということで、当時名を馳せた五大バンド、ピンク・フロイド、キングクリムゾン、エマーソン・レイク・パーマー、ジェネシス(このバンドは該当しないという人も)、イエス、をゆっくりですが、少しずつ耳に染み込ませていきました。それは今も続いていて、まだまだ彼らの曲を網羅して聴いたわけではないんです。
今では、インストのプログレなども聴いています。
バンドの名前列挙していきたいですが、またの機会に。
僕のこの誰にも知られるともわからない文章や趣味趣向はつばはきすりぬけていいですが、ドリームシアターは最近グラミー取ったので、興味のある方はググッたり、ウィキったりしてみては。
五大バンドも、ピンク・フロイドの狂気とか当時世界的に大ヒットしたそうなので、曲も短いので聴きやすいかと思います。
もっといいバンドはたくさんありますが、すみません、個人的にはこれらをチョイスしました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます