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from ユア


「今日はすごく楽しかった〜」


ハヤトくんが帰りに買ってくれたぬいぐるみをぎゅっと抱きしめてそう呟く。あそこにいる男の人の中で1番話しやすいハヤトくんは、出かけてもそのままだった。


でも、今日私がふいに呼んだ やっくん呼びに異様に反応してたけどあれなんだったんだろ。…適当に思いついただけのあだ名なのに。


「お風呂も入ったし。考えるのやめよう、

疲れちゃったしそろそろねよう。」


外は酷く雨が降ってる。晴れてくれたらいいのになぁ…。。



『これお揃いにしようよ!』


『うん!』


『釉愛とおそろい嬉しいな〜!』


『私も美花ちゃんとおそろい嬉しい…!』


この時は幸せだった。楽しかった。

美花ちゃんが私に優しくてずっと笑えていた。イルカのキーホルダー。私は水色で、美花ちゃんがピンク。ずっと持ってようねって約束したのに。


『おそろい飽きたから捨てた』


『え…』


なんでこうなっちゃったんだろうね。




「美花ちゃんっ!!…あっ、、」


大好きだった子の突然の裏切りは、あの人に出会ってから始まった。

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