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from ユウタ


人に瑠菜ことを伝えたのはいつぶりだろうか。真剣に聞いてくれたことも、笑ってくれたことも全部してくれた松島を忘れていたなんて俺も相当な馬鹿だな。


「あー疲れた」


ベットにダイブすれば、スーッと力が抜ける。明日は絶対家にいよう、リンに何言われてもぜってぇやらねぇ。


「風呂入る前に一眠りするか」


布団に潜り込めば、睡魔はすぐ襲ってきた。



『悠汰、ねぇ聞いてる?』


『あ、わりぃ…なんだっけ?』


『やっぱり聞いてない…次のデート先どこに行くかって話。このカフェとかどう?』


あぁ、この時は幸せだった。

瑠菜の束縛が激しくなかった時だもんな、懐かしい。どこに行っても瑠菜がいるならそれで良かったんだ。その時の気持ちでいれば良かったのに


『悪ぃ、その日部活』


『休んでって言ったのに?』


『ごめんって』


破ってしまったのは俺のほうだったな。




「…はぁ、」


瑠菜、あの時わかってやられなくてごめん。

あの時行くはずだった日は俺が付き合って5年の日だった。

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