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from ユウタ


「では、ごゆっくり〜」


俺らは店に入ったあと、先に飲み物を頼んだ。頼んで数分も経たないうちに運ばれた飲み物を1口のみ暫くの間沈黙が続く。


俺の記憶が合っていれば、松島は瑠菜のこと知っている。同じ美化委員で活動していたこともあり仲は良かったと瑠菜が言っていて俺も数回話したのを今思い出した。…そして、俺と瑠菜が付き合ってることもきっと知っていることであろう。あいつはもう居ないこと、止められなかったこと、全部伝えないと。


「えっと…ユウタくん大丈夫?手震えてるよ?」


「え、あっ…大丈夫」


この前、暴露したけどもう一度俺の口から話したい。でも手がどうしても動く。あ、俺怖いんだ…瑠菜の事を言うのが。覚悟を決めろ


「あのさ、俺の大切な人が死んだって話この前言っただろ?あれさ、瑠菜のことなんだ」


「えっ、瑠菜ちゃんが。。?」


「そう、自分を追い込んで自殺した。俺止められなかったんだよ。松島、瑠菜と仲良かったんだろ?本人から前にきいた」


「そうだったんだね…瑠菜ちゃんそんな辛いことあったんだ。そっか話したくないだろうに話してくれてありがとうね」


「いや、…別に。

んで、何が言いたいかって言うと松島が瑠菜のこと良くしてくれたからその、何かあったら力になるから。。!」


人生で初めてかもしれねぇ決意表明が

まさか松島相手になるとは思ってもみなった。目を大きくさせ笑えば、


「ありがとう。じゃあ…聞いてくれる?

私のお兄ちゃんがいることは、ユウタくんも知ってるよね」


「あぁ、洸くんだろ?知ってる。遊びに行ったらいっつも遊んでくれた。元気なのか?」


「うんん。もう居ない、死んじゃった。」


「…え、冗談だろ?」



初めて見た顔だった。

普段笑ってへらへらしてる松島が、素から出している表情。洸くんが死んだという事実が、俺には理解するのに時間がかった。

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