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from カコ


どうしても思い出せない気持ちが、

脳に伝わり私は歩くのを止めた。


「あちぃー、なぁ松島。早く帰ろうぜ…どうした、熱中症か?」


「はっ…え、あ、うんそうだね

熱中症じゃないけど」


「じゃあなに?」


普段は冷たいくせに急に変に優しくなる瞬間があること、人のこといじるのが好きなこと。そして一途にずっと一人の子だけを愛してること。間違いない


「あ、あのね。勘違いだったら悪いんだけど私たち初めましてじゃないよね?」


恐る恐る聞いた。

少し驚いたあと、深いため息をつきそして


「やっぱりお前もそう思うか。俺も実はそう思ってた。中学 能代中だろ?」


「う、うん。そう」


「やっぱりな。荷物家まで持って帰って喫茶店入ろうぜ。お前には言わなきゃ行けない気がする俺の過去」


過去と言われドキッとしてしまった。

何かを告げられる。しかも私には言わなきゃ行けないこと、なんだろうか。気になるのと同時に恐怖が降りかかる。


「そうだね。荷物腐らせる前に行こうか。」


私たちは少し早足で、一旦家に帰り荷物をルカさん達に預けた後近くの喫茶店へと足を進ませた。


真夏の太陽が私達を照らしている。

まるで、過去の話をしても大丈夫だとお兄ちゃんが言ってるかのように

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