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from ルカ


見た目からなんでも出来そうなタケルくんが

料理が苦手と言ったことに驚きを持って数分後。私たちは料理を作り始めた。


初心者でも簡単な物をいくつかセレクトし

メインは2人で、サラダをタケルくんに私はスープを。デザートは…2人で作ろうそう決めて

今メインを2人で作っているところ。手際がいいのか理解力が高いのかどちらにせよ覚えるのが早いタケルくんは下味をさっさと済ませている。


本当に料理苦手なのかしら…?

そう疑ってしまうぐらいに思えてしまう。行けない行けないつい私の悪い癖が出てしまったわ。。


「ルカ、次は何をしたらいい?」


どうやら下味をつけ終わったらしい。

あとやることは付け野菜にするもののカット

それを頼もうかしら


「付け野菜にする、野菜が冷蔵庫にあるはずだから取って切って置いてくれる?」


「お易い御用さ。あ、切り方教えてくれ」


「ええ、もちろんよ」



目を合わせて笑って見せたらまた作業に戻る。そして1つ頭にハテナが浮かんだ。私、タケルくんと初めましてなんかじゃない。どこかで会ってるはず…


スープを作りながら、考える。

思い出して私の頭…タケルくんにいつ出会っ…はっ、思い出した。


あの夏の日、雨が降ってた時

ハヤトくんを助けたことを私がしたってことにさせてきた男の子。あの子だわ。なんで思い出せなかったのかしら…胸がざわめく気持ちを抑えて私は問いかける


「ねぇ、私たち何処かで1度あったことあるわよね?」

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