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from タケル


気づけば家の中はガランとした。

みんなミッションに行ったらしい。一方俺らは家でのミッションだった為お留守番組だ。


「話聞いているかしら」


「あ、ごめん。もう一度いい?」


「仕方ないわね。今日の献立どうする?ってはなしよ。私たちのミッション 〖料理を協力して作る〗だったじゃない?」


「あーたしかにそうだね。どうしようか

俺料理は苦手なんだよな」


そうだ、ルカのおかげで思い出した。

俺らの正確的なミッションは2人で料理を作ることだった。生まれてからの共同作業♡って感じがむさ苦しい。あいつが考えることだ。


「あら、なんでも器用にこなしそうな多彩のイメージだったのに。」


「ははっ、多彩ってそんな事ねぇーよ。

ちいせぇ頃に沢山叩き込まれただけ、みんなと何も変わらねぇよ。そんときに料理もやらされたけどどうも合わなくてな」


「そういう事ね。まぁ人間できることとできないことが合って当たり前よ。気楽に行きましょ。」


分からないことは私が教えてるから

と、頼もしい言葉をかけてもらった。これは安心感がある。結局さんざん話した結果初めてでもできる料理を調べてそれを2人で手分けして作ることになった。


「そんな顔しなくても大丈夫よ」


「え、あ、あぁ」


他人と料理をすること、そもそも料理自体があの時から嫌いなった俺に美味しいものなんて作れるのか。幸先が不安だ

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