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from 佐倉柊吾
✎…
「…っ、あいつ」
天界から見れば、リンがだいぶぶっ飛んだ考えをやろうとしていた。仲良くなるって幼稚園ごっこじゃねぇのに。。それに全員乗っかっている形になっている時点で頭おかしいと思うが。。ん?毅流くんも…??へぇ意外だあの人乗らないと思ってたのに。
「そんなんで、仲深められるわけねぇだろ」
疑問しか出てこないこの頭をどうにかしてフル回転している。見てたらバカバカしく思える実にあほらしい。
「そんなに不安なら見に行けば?」
「は?馬鹿じゃねぇの?」
「まぁ、柊吾より馬鹿ではないけど」
「嫌味かよ」
そう言って俺の隣に座ってきたじん。
一応神らしいけどそれぽく見えないのは格好のせいだろう。明らかに神ではないラフな格好でオマケに話しやすい。
「もし仮に俺があの世界に行ったらそれはそれでやべぇじゃん」
「そうかな?」
「だって俺…死んでるんだぞ?」
あの世界が嫌で線路から飛び降りて死んだのに生き返って来たらそれはそれで怖い。でも、不思議な事にリンは少しだけ笑って
「もしも死んではいないとしたら?」
「…は?」
「なーんてね。ほら早くしてよ。行くのか行かないのか」
「俺は…行かない」
ってたのは気の所為かも知らない
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