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from ユア
✎…
気づけば自分の部屋に来ていた私。
部屋は今の私の心と同じぐらい冷たく、寂しい空気が漂っていた。
「ダンボール開けるのは明日でいいよね…。疲れた〜!!!」
この家の中で1番歳下の私。
みんな第一印象は優しそうだけど、蓋を開けたらどうだろうか。
「だめ…考えたらだめ。失礼でしょ…あの人とは違う。大丈夫、もう居ないもん…。」
トラウマを植え付けた張本人であるあの人のことを思い出せば体は自然と拒絶する。あの人…うんん。ユウタくんの彼女である長岡瑠菜センパイの存在は私にとって悪魔みたいなそのものだった。
・
(過去)
「釉愛ちゃん一緒に移動教室いこ!」
「うん!」
いつだって、そう私に話しかけてくれた
美花ちゃんは私の中学の初めて出来た友達だった。いつも優しくて、同い歳なのにお姉さん感出るこの風貌と性格が私は心から大好きだった。でもある日を境に美花ちゃんは来なくなった。毎日メールもしたけど帰ってこず、そのまま1ヶ月が過ぎた。
そして、もうすぐで夏休みと言った所で美花ちゃんは来た。あまり元気がなさそう。ふらふらとしながら席につくのが目に鮮明に映る。前とは真逆のような人になっていた。
何が合ったのか、もしかしたら私が気づかないうちに何かをしたのかもしれない。そんな気持ちを込めて言った言葉。
「美花ちゃん。私…何かした。。?」
「あっ…釉愛。うんん、何もしてないよ。
ごめんね、少し辛いことがあって休んでたの。今日から頑張るから勉強教えてよ!」
声色に元気がないのも、体が少し震えているのもわかる。美花ちゃんもしかして…そう思ってた矢先
「みーはなっ!やっと来た〜もー。心配したんだけど」
全ての元凶はここからだった。
・
(今)
「美花ちゃん。。」
イルカのキーホルダーを見つめながらつぶやく名前。私の大好きな友達…だった人。今どんな高校生になってるのかな。連絡先もあの日を境に消えてしまったから分からないけど、きっとあの子なら明るく過ごせてるはず。
そう思えたら、涙が止まらない。
あの時、私が助けていなければその見ている今の世界は美花ちゃんには見れていなかったのに。
「我ながら性格悪い…ダメだよゆあはそんなのと望まない。」
複雑な気持ちだけが残る。
そんな夜
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