第2話 まさかの美少女アバター!?

「あ!面接の結果が届いてる!」

面接をしてから約2週間後、遂に面接の結果が届いていた。

受かってるかな、やっぱりとても緊張するな...

受かってなかったらどうしようという気持ちが凄かったが勇気を出して

封筒を開けた。

「受かってるかな...」

—先日の3期生募集の件について—

この度Free Life 3期生として正式に採用させていただく

旨として決定したことをご報告します。

—以下略―

「や...やったぁぁぁ!!」

やった!採用されたよ!!これで僕もVtuberの仲間入りって事だよね!?

楽しみだな...これで生活費の心配もあまりなくなったし僕の推しが先輩になったよ!!

「アバターはどんな感じになったかな?」

実は面接の結果の他に後日本社に来てほしい事、そしてアバターのデータを送ったと書かれていたのだ。

気に入らない点があれば連絡してほしいとあったが、一生懸命イラストレーターさんが作ってくれたものに文句は言いたくな—

「は?」

という気持ちは一瞬にして砕かれた。

封筒に同封された連絡先にすさまじい速さで連絡する。

プルルルルルル...プルルルルルル

「はい、この度氷川さんの担当マネージャーとなりました。佐藤ですが、アバターの件でなにかご不満な点がありましたか?」

「不満な点しかありませんよ!?面接の時も言いましたが僕男ですよ!?男がなんで

《少女》のアバターを使うんですか!?」

「すいません、氷川さんの場合どの男性アバターの案も声と合わないという問題が

発生しましてアバターの性別以外のご不満なら受け付けますが性別に関しては

却下せざるを得ません。」

「えぇぇぇぇぇ...そ...そうですか...わ、わかり...ました...」

「本当にすいません。」

「い...いえ、そちらも頑張った結果でしょうし...」

こうして僕は半強制的に美少女のアバターを使用することになるのだった...

その後数分間奏がうなだれていたことは、言うまでもない。



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