第18話 試験.1

って事で、きっぱりと一度だけ説明をしてくれた訳だが・・・。

内容としてはこうだ。


入学試験内容は全部で三つ。

1.五行属性適正試験

2.魔力試験

3.学科


1.五行属性試験だが、これは特殊な魔力を感知する石を利用するらしく、その石に触れるとそれぞれの属性の色や属性レベルというのが分かるらしい。一定のレベル以上だと合格みたいだ。


2.魔力試験は、五行属性でしか壊れない特殊な樹木を利用するらしく、それに攻撃して壊す事。さらに、担当の先生が俺達入学試験生徒に攻撃をするから、とにかく防御をするか若しくは攻撃を避けるみたいだ。


3.学科は・・・・、まぁ言うまでもないと思うけど、テストだ。五行属性に関わる基本的知識も最低限必要なんだろうな。俺的には学科が一番怖い。なんせ、前世でも学生の頃テストで点数が悪すぎてゼロマルとあだ名がついてたくらいだ。


社会人になってから、勉強とは皆無に近かったし五行属性や魔力の基本的な事なんて分かるはずないし余計ヤバいだろ。

「よーし!改めて私の名はゲール=ゴーランだ!先に言っておくがこう見えても25歳独身だからな!私は、魔力試験担当をしている!諸君しょくん元気に宜しく!」


う、嘘だろ・・・。

このオッサン、いやお兄さんだったのか。

っていうか、先に聞かれる前に自分から年齢を言ったって事は外見がオッサンだって自覚があるんだな・・・。知らんけど。

それにしてもこの学園の先生達は年齢と外見が合わない人が多いだろ。

さっきの校長先生なんてどう見ても若すぎる容姿だし。

何だこの学園は・・・。


っと口に出せるはずもなく俺は静かに心の中で叫びながら言ったのであった。






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る