第10話 職業の種類

俺と父さんと家の外に出たのがいいが、エルリスは家の中でいる。


俺に散々文句を言いながら、俺の事を卑下ひげにしてるヤツのクセに俺の五行属性を見る事もせずに。

まぁ俺自身、自分の五行属性がどれだけなのかなんてのは全く分からんし。


外に着くとさっそく父さんが俺に話かけてきた。


「さて、今からお前の五行属性を見る訳だが、その前にキョウ。お前はどの職業を目指していくつもりなんだ?」

(え?何それ?)


職業?この年齢でもう就職先の事なんて考えなきゃならんのか!

決めてる訳ないだろ!

それにこの世界の職業ってどんな職業があるのか分からんし。

また聞くしかないけど、また溜息でもつくんだろうな。


「えーっと、父さん、すいません。ちなみに職業ってどんなのがあるの?」

「フ。まぁ、まだ13歳だ。職業について分からない子もいるしな。よーし!座れ!」


その場で二人で胡座あぐらをかき、父さんは俺の五行属性の力を見る前に職業について教えてくれた。

五行属性の事よりも職業の事に対しての方がとても嬉しそうに楽しそうに話す父さんを見て、絶対この人は純粋に仕事をするのが好きな人なんだろうという確信を得た俺であったのだ。


そして少しの間、父さんに職業の話を聞いて分かった事がある。

この世界では俺が前世でやっていた職業とは異なり、いうなればファンタジー要素に近いんじゃないかな?

職業は主に「王国騎士」、「王国属性者」、「冒険者」、「学園職員」がもっとも名誉ある職業らしく、後はいわゆる一般的によくある職業らしい。

(そこらへんのサービス業とかみたいな?)


その中でももっとも伝説として扱われる程の職業があるらしく、それが「五行特異魔導士」(ごぎょうとくいまどうし)。略して「五行士」(ごぎょうし)がそれになるらしい。

それに関しては父さんも詳細はよく分からないらしい。

ちなみに王国は、東西南北の中心に位置するゲイル王国というのがあるみたい。

父さんは、冒険者をしているみたいだ。たまに出掛けて何日か帰ってこない日があるが納得だ。

ちなみに、この国には何と魔物が存在しているみたいだ。

まさに異世界だ!


そんなこんなで父さんの職業話がやっと終わった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る