第4話
次の日また院長と一緒に侯爵に呼び出された。
公爵家に着くと、広い庭に通された。庭には椅子がいくつも用意されており、これから何かがここで起こるのは明白だった。
「院長何がここで起こるんですか?」
「侯爵様のお孫様にあたるシルク様の執事選びが始まるんだ」
「へぇー なんで僕も連れてきたの?」
「たまたま目に入ったからだ」
「あ、そうですか」
何かあるのかと、身構えていたのが無駄になったな
関係者と執事服を着た男の子五人が入ってきて、お嬢様の挨拶が始まった
「最初に言っておくわ。私に中途半端な執事は必要ないわ。せいぜい頑張りなさい」
執事選びはこうして始まった。
「魚が食べたいわ。用意してちょうだい」
お、このお嬢様もし、海の魚で注文したんならなかなかの難題を初っ端から出してきたな。この国は内陸国で、魚は干物しかない。ま、普通はどちらか確認するものだけど
候補者達は急ぎ市場へと向かっていった。そして戻ってきた連中が干物を差し出すと
「海の魚か川魚なのかなぜ確認しなかったのですか?」
「全てクビです」
あーあ 一発で全滅しちゃったよ。レベル低く僕が呆れた表情をしていると
「貴方も参加しなさい。お祖父様が言っていた、ギフト持ちならまだましかもしれないわ」
こうして、僕も参加することになった
「お嬢様! 僕達を一発で首にして、そんな平民を参加させるなんて納得できません」
「そう。ならこれからの勝負に家名をかけれるなら参加してもいいわ」
家名をかけると言うことは、自分だけではなく家までもが処分対象になってしまう
神の子下界に転生。アイテムを使って好きに生きてやる @doragonad
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