劇中歌
生きるとは何ですか?
それは産まれた次の瞬間の事
それはとても尊い事
ならどうして、いたずらが過ぎた子どもは罰を受けるのですか?
社会を知らないから教えないといけない
それが大人の仕事
大人ってどうやったらなれるの?
勉強をして、たくさん考えたらなれるよ
僕はどうしたらいい?
勉強をすればいいのさ、ほら早く
鉛筆とドリルを持ってきて何度も復習と予習をしよう。
明日は何時ですか?
どうしてそんな事も分からないんだ
なんて愚かで不器用で、頭が悪くて仕方ない
頭の良い友達が僕を叩くんだ
悪いのはきっと君だよ
パンを買ってきていい?
なんて分からず屋なんだ
そんな事も分からないのかい
将来は社長になりたいな
今の成績じゃあ無理無理
自分の事も分かっていないんだね。
僕は?
もう、うんざり
どうして、こんなにバカなの?
それは君が、恥ずかしい奴だから
なら死んだ方がいいよね
そうだよ
だから、いつかと夢を見る
「そんな事ないから、死なないで」
幸せな人間には分からないよ
「生きていて欲しいよ」
それは僕が決める事
楽しい奴には分からない
「いつか救われる日が来るの」
そこに僕は含まれていないんだ
だってずっとそうだった
「諦めないで」
諦めてなんかいない。
だって今生きているんだから
死ぬって何?
終わりってこと
死んだあとは?
それっきり
何にもない
それもいいかもね
そうでしょ
最後に、何がしたい?
分からないよ
何もしたくないの?
そうじゃなくて、きっとあるはずなんだけど
死んだら出来ないね
それでいいよ。きっと後悔しないから
黄金の展示会って知ってる?
知らない。なにそれ。
一番知りたい答えが、黄金の絵になって並んでいるの
たくさん?
たくさん。それは買う事も出来るよ
そうなんだ。いくら?
その時の君が、持てる財産すべて
今の僕には小さいお金がたくさんに、大きいお金がちょっとある
それが僕のお財布で、僕の宝物
その絵を見たら、みんな幸せで涙が出る
黄金の絵に入る事が出来たら、一生楽しく暮らせる
それは夢のような毎日
行きたいな。
どこに?
黄金の展示会に。
行けるよ、君も。
どうして?
だって私が行ってきたから
そうなんだ、どうだった。
とても幸せだったわどうやったら行けるの?
ねえ教えて
どうして何も答えないの?
僕の答えは、どんな絵なの?
黄金の展示会に入れるお客様は一人だけ。
代わりに、愛をください
君の持てるだけ、全ての愛を捧げれば、黄金の展示会へ扉は開かれる
僕の持てる愛は、米粒ほどだ。
いっぱいあれば、いっぱい入れるの?
夢のあり方さえ決められていた
心臓の音に耳を傾けてなかった
望んだ場所に来たはずなのに、心はさめざめと泣いていた
僕が進む
進んでいつか帰って消える
それが僕の理由で僕の意味
いつか、誰かが聞いてくれますように
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