第481話 商業ゲーム『オクトパストラベラー』は商業ゲーム『ジルオール』に遠く及ばないと思っているという話。
商業ゲーム『オクトパストラベラー』は商業ゲーム『ジルオール』に遠く及ばないと思っているという話です。
『オクトパストラベラー』は『多人数主人公』の中から一人を選ぶという形式をとっていますが、実質『一人プレイの主人公固定のルートが主人公の人数分ある』という構成です。
自由度が高いゲームの定番『主人公はプレイヤーの分身』では全く無いのです。
これ、本当、ものすごくがっかり仕様でした。
『ジルオール』は男女主人公選択可で、髪色等も選べ、生い立ちを複数から選べます。
生い立ちによって、初期のNPCとの関係が変わり、それが大きく影響するルートもあります。
『主人公がイベントのフラグを立て』『イベントをこなす』ことでしか生きられないNPCもいます。
『ジルオール』はすごく頑張れば全員のキャラ生存ENDがあると噂では聞いていたのですが、私はやったことがありません。
片方のキャラを助ければ、片方のキャラが闇落ちして死ぬとか、そういう方がドラマティックで好きだったからです。
私がプレイした『ジルオール』はラスボス以外のメインNPCは、プレイヤーの頑張り次第で全員生存、個別のキャラENDも魅力的で充実していました。
私は『女主人公』が女性扱いされるのがすごく楽しくて、嬉しかったです。
『オクトパストラベラー』はサブクエストが豊富なのですが、作業感がとても強いです。
そして、複数主人公いるにも関わらず、サブクエストをこなす時には『旅人さん』としか認識されず、頑張ってサブクエストを終わらせてもNPCが幸せになるか不幸せになるか見守るだけで、主人公やプレイヤーの喜びに繋がらない仕様なのです。
そこが『ジルオール』と全然違う!!
『ジルオール』はメインNPCが主人公をきちんと認識していて、絆を深めるイベントを重ねることで個別ENDへの道が開けます。それが楽しいのー!!
女主人公だったらレム兄との恋愛っぽいイベントとかあって嬉しかったのですー!!
ゼネテスも人気ありましたよね。私はエルファスも大好きだった……。
普通のRPGは雑魚敵を倒して強くなるのって普通なのですが『ジルオール』では雑魚敵である『精霊』を殺すことで強力な魔法を取得することができる反面『精霊』を絶対守りたい系NPCと敵対することになります。
雑魚敵である『精霊』を殺すことで強力な魔法を取得するか『精霊』を殺すことを最低限にして『精霊』を絶対守りたい系NPCのキャラENDを目指すかは、プレイヤー次第です。
私の大好きなキャラは、彼を守るために暴漢と戦い、倒してしまうとフラグが折れるというおそろしい仕様です。
彼は、圧倒的な力(物理的な暴力や権力)で大切な人を奪われた過去があり、それをものすごく嫌っているのです。
彼のイベントを進めるには、彼を助けようと暴漢に立ち向かい、負けて戦闘不能になることです。
負けることでイベント進むの、すごくないですか……!?
『オクトパストラベラー』でも『試合』や『けしかける』で負けてもゲームオーバーにはならなかったけど、でも、その結果変わるのはNPCの人生だけで、主人公とプレイヤーはただ通り過ぎるだけという感じで、それがとてもつまらなかったです。
あと『オクトパストラベラー』ではメインストーリーを全員分終えても明確な時間経過等はなく、ドラマティックなストーリーでは全くなかったです。
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