第39話 ネット小説を読むことは『ささやかな幸せ』だと思いますか? 『まあまあ面白い』という感想は嬉しいですか?

ネット小説を読むことは『ささやかな幸せ』だと思いますか? 『まあまあ面白い』という感想は嬉しいですか?


カクヨム様でない無料小説サイトで書き手の方同士のやり取りを読んだことがあるのですけれど、その中で、完結まで書いた小説の感想に『毎日のささやかな幸せでした』というような感想をもらって『なぜささやかなとつけるのか。幸せでしたでいいじゃないか』ということが記載されていて「そう思う方がいるんだなあ」と思うと同時に『まあまあ面白い』という感想を貰ったゲーム制作者様が『まあまあをつける必要があるのか。面白いでいいじゃないか』と怒っていたことを思い出しました。


私は、自分好みのネット小説を50話とか100話とか読み通した時は『幸せ』だと感じますが、一話ずつじりじりと待ちながら読んでいるネット小説を一話だけ読んだ場合は『ささやかな幸せ』だと思います。


幸せの感じ方は人それぞれですけれど、私は『楽しい気持ちが持続した時間』が重要だと思っています。


だから、総プレイ時間が10時間以上で、ゲームをプレイしている間ずっと『楽しい時間を過ごさせてもらった』ゲームを作ってくださった方に対しては、最上級の敬意と感謝を示します。


『まあまあ面白い』という感想ですが、これは、ネット小説ジャンルでもフリーゲーム/同人ゲームジャンルでも『どのくらい面白い作品があるのか』ということをご存知の方であれば、飲み込みやすい感想ではないかという気がしています。


ものすごく面白い作品が大量にあると知っている場合は『まあまあ面白い』という評価でも『こんなに素晴らしい作品の中で真ん中よりちょっと上くらいなら上出来!!』と感じると思うんですよね……。


たまに、フリーゲーム制作者様の中には、自分自身が制作したゲームを『この作品の他に存在しない、最上級のゲーム』という自画自賛をされる方もいるんです。

私が知っているのは、登場人物の立ち絵を色分けして、立ち絵の色とゲーム画面に表示させるセリフの色を揃えたホラー系のゲームを公開した時に『立ち絵の色とゲーム画面の文字の色を揃えたゲームは自分の作品だけだ』と思い込んでいた様子で「それ、数年前には溢れてたから……」という、私も含めたゲーム好きのプレイヤーの方のご指摘があり、そのゲーム制作者の方は考えを改めてくれてよかったです。


そのゲーム制作者の方が自分のゲームに自信満々だったのは、自分が制作したゲーム以外の作品を(フリーゲームや同人ゲーム、商業ゲームも?)プレイしない方針だったからみたいです。だから、最初に体験版として公開した自分の作品が『数年前にはありふれていた』ということをご存知なかったみたいです。


そのゲーム、最終的には、立ち絵もギャラグラフィックを導入していたんですけどオチが某有名フリーゲーム発、アニメ化した作品と同じで、それはびっくりしました。

私は某有名フリーゲーム発、アニメ化した作品の結末を知ったのが最近なので『両方の作品のオチが同じ』と知ったのも遅かったんですけど。


人って、同じことを思いついてしまうものなんですよね……。たぶん……。

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