第5話 自分が読む小説をどうやって決めますか? スルーする小説はありますか?

読み手の方、自分が読む小説をどうやって決めますか? スルーする小説はありますか?


私は今は、ゲーム要素がある小説/女主人公で好みに合う小説を中心に読んでいます。

内政要素がある小説も好きなので、一時期は歴史ジャンルでキーワードに『内政』とある小説を読みまくっていたのですが、どの小説も『清酒』『石鹸』『鉄』『硝石』『鉄砲』を作り、鉄砲を持っていない敵側を蹂躙して大勝利する展開なので「敵側、可哀想……」と思うようになり、歴史小説ジャンルから撤退しました。


スルーする小説はいろいろあるのですが、主なものは『男主人公+ハーレム』です。


一時期はゲーム要素がある男主人公の小説で『ハーレム』キーワードがある小説も読んでいたことがあったのですが、小説の女性キャラクター(ヒロインの一人)に、ものすごく不機嫌で態度が悪く、男主人公や自分のライバルに歯を剥き出しにするように怒るタイプがいることが多く、私はそういうヒロインに出会いたくないので今は『男主人公+ハーレム』は検索避けをして小説を探します。


カクヨム様の女主人公の小説は、気が強かったり、女主人公以外の登場人物の多くが女性キャラクターだったり、女性キャラ同士で身体を触ったりする描写がある作品が多いので、自分好みの小説を探すがすごく大変です。

でも頑張ります……!!


『個性豊かな登場人物が織りなす魅力的なストーリーです』という宣伝があらすじに書いてある小説は読みますか? 敬遠しますか? 警戒しますか?


私は基本的に『個性豊かな登場人物が織りなす魅力的なストーリーです』という宣伝があらすじに書いてある小説は警戒し、敬遠することが多いです。

書き手の方が『個性豊かな登場人物』と明言する小説は、私にとっては『奇人変人キャラ大集合』という感じで合わないことが多いのです。


文章レビューで、明らかに性格や嗜好が異なると思う方たちが同じように『個性豊かな登場人物が織りなす魅力的なストーリーです』と紹介をしていて、あらすじやキーワード、タイトルに不審な点が無ければ興味を惹かれて読むこともあります。


私が不快だと思う奇人変人キャラの特徴は、いろいろあるのですけれど、その中のひとつが「私って変な性格だけど気にしないでね」というようなセリフを言うというものがあります。


「私って変な性格だけど気にしないでね」というセリフは一見、相手を気遣うセリフに見えるという方もいると思うのですが、自分のことしか考えていないおそろしいセリフです。


前半の「私って変な性格」という部分は、自分の性格や特徴を自分なりに把握しているという点で良いと思うのです。問題は後半です。


「気にしないでね」

これがものすごく最悪な内容なのです。

気にする/気にしないは変な性格……変な言動によって迷惑をこうむった相手が決めることです。


「私って変な性格だけど気にしないでね」と私が言われたら、こう思います。


「変な性格ってわかっているのに修正も改善もせず、それとなく注意を促してもおそらくスルーされるのだろうな」と……。


それと同様の理由で、トラブルメーカーでトラブルを呼び込み、周囲にすさまじい迷惑をかけたにも関わらず、後始末をしないタイプの登場人物がストーリーの中核にいる小説も苦手です。


人それぞれ、好きな小説やスルーする小説は違うと思います。

だからこそ、いろんな小説があるし、私が好きな小説は私以外の誰かにとっての苦手な小説かもしれないし、私がスルーする小説は誰かにとって楽しみに読んでいる小説だということを忘れず、楽しく小説を読み続けていきたいなあと思っています。




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