第2話 降臨歴1764年 4月

降臨歴、

人々が己の信仰する神が最高位の神であると主張し100年以上も争いを続けていた。

その争いを止めるため神々が人々の前にそろって姿を現し、神々は創世神と破壊神を除き皆同格であり、神の序列で争うことを禁ずると、宣言した。

それ以来大きな争いはなくまた、神々がそろって姿を現したのはその時だけである。


この時を基準に降臨歴で数えられている。



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降臨歴1764年の4月26日、[ネフィストラ二アス]第二の都市〔ネルスト〕に膨大な魔力を持った子が生まれた、その子はレヴィアと名付けられた。


レヴィアは2歳のころから魔力操作を教えられ5歳になる毎日続けた、

ただでさえ膨大だった魔力量は、更に膨れ上がった


四歳になったレヴィアは大人しく静かな子で同年代の子と遊ぶよりも

一人で本を読む事を選ぶそんな子だった。


物語の英雄にあこがれ自分が活躍し人々を救うそんなことを思い描いていた


そして、五歳の4月それはやってきた。


全国で5歳になると実施される加護Lvのチェックである。


ここで高位の加護を授かると加護騎士になるべく王都の機関に入れられる。


「今日、5歳になったものが14名いる。この中から、高位の加護を授かり加護騎士としてこの国の剣となるものが出ることを祈る、左から順に一人ずつ前に出よ」


僕は一番右、つまり最後、、、


加護Lvは左から3,5,2,4,3,5,3,4,3,3,6,5,4,


僕の番が来て神像の前で祈った後に水晶に触れる、

空から光の柱が立った。


最大値、Lv10である


自慢げに後ろで見守ていた両親を見ると、、

泣いている、、


そうか、この後機関での訓練を終えるまで会えなくなる

そう思うと涙がこぼれた、出発の時に

「二度と会えなくなるわけじゃない」

そう話して別れた


二日後僕は王都の機関にいた。

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